ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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つづら杯決勝戦~迷宮編その10~

こんにちは、管理人のつづらです。

いよいよ、迷宮編も終盤・・・。
残された謎が、少しずつ明らかにされていきます。

ハガネは、飛竜子は、この迷宮から無事に脱出出来るのか?
深淵で待つもの・・・それは?

ではでは、飛竜子編スタートです!!




【転送先の結界2】

飛竜子:状況確認・・・、よし、今の所、周囲に異常は感じられないな。
     各自、体調の確認を急げ・・・。

戦闘後、周囲の哨戒に当たっていた飛竜子は、戻ってくると、
すぐさまメンバーの状況を確認していた。

飛竜子:・・・負傷しているのは、リナリーか。
     ルキア、サポートを頼むぞ。

ルキア:うむ、任せておけ。 ・・・それと。

言いかけて、ルキアが躊躇する。
視線の先には、泣きじゃくるアリスと光の姿があった。

アリス:・・・うっ、うっ、なんで? なんで、酷い事するの?
    私はただ、みんなと一緒に遊びたかっただけなのに・・・!

光:アリス・・・、ごめん。 でも、遊ぶためとはいえ、人を傷つける事は
  やっぱり良くないよ・・・。

アリス:だって・・・、死んでくれなきゃ、お友達になれないって、
    おじさんが言ってたもの! 私はただ、お友達が欲しかった
    だけなのに・・・! なのに・・・!

アリスの言葉に、衝撃が走る。
常軌を逸したその言葉に一同が固まる中、光はなおも言葉を続ける。

光:・・・そんな事をしなくても、友達は作れるよ、アリス。

アリス:うそ!! だって・・・! だって・・・! あっ・・・。

激しく否定するアリスを、光は優しく抱きしめる。

アリス:やっ・・・! はっ、離して・・・!

激しく抵抗するアリスだったが、光は、なおも抱きしめ続けた。

光:・・・大丈夫。 誰も、アリスを傷付けたりしない・・・。

アリス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

アリスは、光の背中を肩越しに見た。
光の背中には、先程の戦闘でアリスが付けた無数の傷が
痛々しく残っていた。

光:・・・聞いてほしいんだ、アリス。 相手を傷つけたり、命を
  奪ったりしても、友達になんかなれないよ。 そんな事したら、
  みんな、どんどん離れていってしまう・・・。 いつまでたっても、
  ずっと一人っきりのままだ・・・。

アリス:・・・でも。

光:・・・アリスは、死んだ人なら、友達になれるって言ったね?
  でも・・・、人間は、死んだら・・・、それで終わりなんだ・・・。
  仲良しになれるどころか、その人とは、二度と友達になんか、
  なれないんだ。 ・・・アリスは、それでいいの?

アリス:・・・やだ、そんなの。 一人は、嫌ぁ・・・。

首を横に振るアリス。

光:・・・じゃあ、今とは別のやり方を考えなきゃ。 

アリス:・・・で、でも、どうすればいいか、私・・・、分からないよ・・・?
    他の方法なんて、私・・・。

不安で顔が曇るアリス。
その姿は、やけに小さく見えた。

光:・・・大丈夫、一緒に探そう!
  アリスの友達を見つける別の方法を・・・!!

アリス:!?

すっと立ち上がりつつ、言葉を続ける光。
光の言葉に、アリスは、戸惑いの表情を浮かべる。

そんなアリスの目の前に、差し出される光の手。

光:・・・友達になろう、アリス。
  最初の友達に、私がなるよ!!

アリス:!?

ぽとっ・・・。

アリスの目から、先程とは違う涙がこぼれ出た。
次から次に、零れ落ちる雫。

制御出来ない、その不思議な感情に戸惑いながらも、アリスの心は、
温かい何かで満たされていくのだった。

アリス:あれ・・・? あれ・・・? おかしいな・・・?
    私、涙が止まらないの。 それに、泣いてるのに、
    ぜんぜん、嫌な気持ちじゃないの・・・。
    私、おかしくなっちゃったのかな・・・?

光:・・・そんな事ない、そんな事ないよ。 だって、
  私も、こんなに嬉しいもの!!

もう一度、アリスにぎゅっと抱きつく光。
その目には、一粒の涙が光っていた。

飛竜子:・・・我々の出番は、必要なかったようだな。

ルキア:うむ。 さすがは、魔法騎士。 いや・・・、そうではないな、
     あれが【光】という人間のすごさなのだろうな。 我々では、
     嫌悪感しか抱かなかった、あの状況でも、希望を忘れず、
     手を差し伸べる・・・。 まったく、大したものだ。

感心するルキア。

飛竜子:・・・それはそうと、アリス、お前に聞きたい事がある。
     お前は、この結界に取り込まれたというのに、影になる事なく、
     自分の意思で行動していた。 一体、どういう事なんだ?

アリス:・・・う~ん、よく分からない。 でも、なんだか、力が
    湧き上がってくるのは感じたよ?

飛竜子:そうか・・・。 闇の眷属である、お前のような者には、
     この結界は、力を与えるという事なのか・・・?

一人、物思いにふける飛竜子。
代わりに光が、アリスに問いかける。

光:そうだ、アリス! 君は、この結界内で自由に動いていたん
  だよね? なにか変わった事や、囚われていた人とか、
  見かけなかった・・・?

光の問いに、アリスは少し考えてから答える。

アリス:・・・そういえば、この奥で、きれいな氷に閉じ込められた
    女の人を見かけたよ? 声をかけても、返事がなかったから、
    そのまま、おいてきちゃったけど。

光:!?

飛竜子:ビンゴだな・・・。 よし、皆、これからそこへ向かうぞ。
     案内してくれ、アリス。

アリス:う、うん、分かった。 こっちだよ、ついてきて!

アリスに導かれ、飛竜子達は、結界深淵へと向かうのだった。

【結界深淵】

ゴゴ・・・ゴ・・・。

飛竜子達が結界奥へと辿りつくと、周囲の気配が急激に変わった。
今までの有機的な気配はなりをひそめ、凝縮された力の奔流が
辺りを包み込んだ。

飛竜子:ここが・・・結界深部か。

光:見て・・・! あそこになにかある!!

飛竜子:むっ・・・!

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光が指差す方向を見ると、そこには、巨大な氷の結晶に
閉じ込められたリアフィーユの姿があった。

ルキア:・・・これは!?

ふぶき:リアフィーユちゃん!! しっかりして、リアフィーユちゃん!!

各々が必死に声をかけるも、リアフィーユの反応はなかった。

シーナ:・・・し、死んじゃったの? リアフィーユは!?

ルキア:いや・・・、そうではない。 おそらく、これは封印の一種。
     誰の仕業かは分からぬが、力を全て封じられ、眠りについて
     いる状態だ・・・。 しかも、これはだいぶ強力な封印術。
     今のリアフィーユには、外部からの干渉は不可能だろう・・・。

ふぶき:そんな・・・! それじゃ、リアフィーユちゃんを助ける事は
     出来ないの!?

ルキア:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

飛竜子:・・・ともかく、まずは周囲を調べるぞ。 ルキアは、もう少し、
     この封印について調べてくれ。 むっ・・・、誰だ!!

???:あらぁ・・・、さすがね~。 私の気配に気づくなんて。
     気を抜いていたら、その首掻っ切ってあげたのに・・・♪

愛刀サイファーを抜き放つ飛竜子。
前方の瘴気が渦をなし、一人の人影が姿を現した。

ブラッドレイン:うふふ。 悪いけど、あなた達の冒険は、ここで終わり。
         みんな仲良く、あの世に旅立つ事になるわ・・・。

飛竜子:・・・封印を守る門番というわけか。

ブラッドレイン:門番・・・ねぇ? くすっ、まあいいわ、どっちにしろ、
         あなた達は、ここで死ぬんだもの。

飛竜子:・・・見たところ、貴様も闇に囚われた口か・・・。
     あえて聞こう、何故、こんな戯事に手を貸す・・・?

ブラッドレイン:そうねぇ~、しいて言うなら、私の目的を果たすため?
         ・・・かしら? 目的の為には、あなた達が邪魔なのよ。
         ・・・と、おしゃべりが過ぎたわね。 出てきなさい、
         サーナイト!

ブラッドレインが叫ぶと、その傍らに漆黒のサーナイトが現れた。
異様な邪気を発するその姿は、明らかに普段の姿からは、
かけ離れたものになっていた。

ふぶき:サーナイトちゃん!? サーナイトちゃんに何をしたの!!

ふぶきが、前へと進み出る。

ブラッドレイン:別に~、あたしのポケモンをあたしがどう扱おうが、
         あなたには、関係ないでしょう~? こいつは、
         ただの下僕よ♪

ふぶき:違うよ・・・。 ポケモンは、心から信頼出来るパートナー、
     友達なんだ。 あなたの考えは、絶対に間違ってる!!

ブラッドレイン:信頼・・・? 友達・・・? ゲームしか、とりえのない奴が
         よく言うわね。 いいわ・・・、じゃあ、あなたから、始末して
         あげる♪ やってしまいなさい、サーナイト!!

光:あぶない!!

影サーナイトの放つエネルギー弾を発した炎で相殺する光。

ふぶき:光さん・・・。

光:・・・私も一緒に戦うよ。 ポケモンの事は、よく知らないけど、
  仲間を大切にするその気持ちは、私にも分かる!!

アリス:お、お姉ちゃん・・・!!

光:!? ・・・大丈夫、私は絶対、負けたりなんかしない・・・!!

心配するアリスに、笑顔を返す光。

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戦闘開始と同時に、突っ込んでいくふぶき。
ブラッドレインの大振りの攻撃は、全てかわされていた。

ブラッドレイン:・・・弱いくせに、よく避けるわね♪
         なら、これならどう?

ブラッドレインの合図とともに、サーナイトが念力で周囲に弾幕を
浮かべる。

ふぶき:くっ・・・!

ブラッドレイン:あはは、これで、容易に動けないでしょ♪
         これでもくらいなさい!!

振り下ろされるブレードの一撃。

光:させない!!

刹那、光の当身がブレードを捕らえた。
返しの一撃で、ブラッドレインを切り裂く光。

ブラッドレイン:ちっ・・・、やるわね!

光:そこだ!! 炎の・・・矢ぁ~~~!!!

よろめくブラッドレインに放たれる炎の矢。

ドゴォォォ~~~ン!!

・・・だが、その直撃を受けたのは、サーナイトだった。

ふぶき:・・・ひどい、なんて事を!!

ブラッドレイン:・・・戦いの最中になに、甘い事言ってるの?
         これが、本来のポケモンの使い方よ?

ふぶき:違う・・・、絶対に違う!!

激高するふぶきは、ブラッドレインに猛然と飛びかかる。

ブラッドレイン:甘い!!

その攻撃に合わせるように、ブラッドレインは攻撃を重ねる。
さらに影サーナイトも、その後方から、飛び道具で狙い撃つ。

光:危ない・・・!!

とっさにふぶきの前に出る光。

さしもの当身も、飛び道具には効果がなく、怒涛の攻撃が光を襲う。

光:ああああ・・・!!

ふぶき:光さん!! くっ・・・!! チェリー・オブ・タイフーン!!!

必死にカウンターの一撃を浴びせるふぶきだったが、その間に
ゲージを溜めていたサーナイトが、花びらの舞を連続発動。
光達の体力を一気に削る。

なんとか、食い下がるふぶきだったが、影サーナイトの念力で
動きを封じられた所をブラッドレインの一撃が襲いかかった。

ふぶき:サー・・・ナイトちゃん・・・。

激しく吹き飛ばされるふぶき。
吹き飛ぶふぶきを空中で抱きとめ、着地する飛竜子。

飛竜子:・・・よく頑張ったな、ふぶき。

ふぶき:ごめんなさい・・・。 私、周りの事も考えず、突っ込んで
     しまって・・・。 なんとか、サーナイトちゃんだけでも、
     正気に戻してあげたかったけど、どう頑張っても・・・、
     勝てませんでした。

シーナ:ふぶきちゃん・・・。

ブラッドレイン:・・・あらぁ、勝てる気でいたなんて、驚きねぇ~♪
         所詮、弱い奴が、いくら頑張った所で、強者に勝つ事
         なんて出来ないのよ。 努力が無駄になっちゃったわね・・・、
         かわいそうに♪

薄ら笑いを浮かべるブラッドレイン。

シーナ:飛竜子さん・・・。

飛竜子:・・・どうした、シーナ?

シーナ:・・・私が戦ってもいいですか?

飛竜子:・・・シーナ?

シーナ:・・・なんだか、すごく腹が立ちました。 力が足りない事を
     指摘されるのはいい・・・。 でも、一生懸命、努力した事を
     馬鹿にされるのは、許せない!!

飛竜子:・・・奇遇だな。 私もなんだか、身体を動かしたい気分だ。

ブラッドレイン達を睨みつつ、戦闘態勢に入る二人。

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ブラッドレイン:・・・減らず口ばっかりね~。 もう、うんざりだわ・・・。
         やってしまいなさい、サーナイト!!

ブラッドレインの号令で、影サーナイトが突進する。
その身体が急激に回転し、シーナを切り刻む。

ブラッドレイン:あはは♪ そらそら、さっさとやられちゃいなさい。

飛竜子:・・・どこを見ている。

ブラッドレイン:なっ・・・!?

一瞬で背後に回った飛竜子は、手に持つサイファーを一気に振り払う。
上空高く舞い上がったブラッドレインに、怒涛の連撃が襲い掛かる。

ブラッドレイン:ああああ・・・!!!

飛竜子:やれ! シーナ!!

飛竜子の合図と同時に、シーナは渾身のレイジング・ストームを
解き放つ。

ブラッドレイン:くっ、お、おのれ~!!

必死に反撃に転じるも、神速の如く空を舞う飛竜子には、攻撃を
当てる事が出来なかった。

飛竜子:・・・とどめだ。

ブラッドレインの目前に、4人の飛竜子の残像が同時に突撃する。
ブラッドレインにその攻撃を防ぐ手立てはなかった。

飛竜子:・・・残るは、こいつか。 むっ・・・!?

主を失った影サーナイトは、声ならぬ声を高々と上げ、己の力を
解き放つ。

飛竜子:・・・この力は!?

シーナ:・・・とにかく、止めなきゃ!! 飛龍子さん、私が突破口を
     開きます。 たぁあああ~~!!

連続で飛び道具を放つシーナ。
しかし、そのことごとくを影サーナイトは、ブロッキングで弾き飛ばす。

シーナ:そ、そんな・・・!?

飛竜子:ちぃいい!!

空中に身を翻し、奇襲をかける飛竜子。
背後を捉えたその一撃が叩き込まれる刹那、影サーナイトの反撃が
飛竜子を襲う。

飛竜子:馬鹿な・・・、喰らい状態で何故、反撃出来る!?

秘められたる力を解き放った影サーナイトは、予想以上の防御能力を
発揮していた。

シーナ:それでも・・・、それでも、諦めない!!
     私達は、絶対に勝つんだぁ~~~~!!

シーナの想いを込めたレイジング・ストームがさく裂する。
その一撃は、サーナイトの邪気をふきとばし、決闘の幕を下ろすのだった。

倒れるブラッドレインを見下ろす飛竜子。

ブラッドレイン:・・・ふふ、うふふ・・・、あはははは!

飛竜子:!? ・・・なにがおかしい?

ブラッドレイン:・・・ここで、終わっていれば、楽だったのに♪
         本当の絶望が・・・始まる。

飛竜子:何・・・!?

アリス:お姉ちゃん・・・!! お姉ちゃん、しっかりして!!

倒れる光に駆け寄るアリス。
涙を浮かべ、必死に声をかけるアリスに、光は気丈な笑みを浮かべる。

光:あはは・・・、ごめん・・・ね。 大丈・・・夫。 すぐ治るから・・・。

そのまま気を失う光。

アリス:あ・・・、あ・・・。 いや・・・、いやぁ・・・!
    友達がいなくなるのは・・・、死んじゃうのは・・・いやぁ・・・!!

飛竜子:いかん・・・!! 落ち着け、アリス・・・!!

飛竜子が制止しようとしたのも束の間、アリスの周囲に異常な
邪気が集束する。

飛竜子:くっ・・・!!

邪気は一気にアリスを包み込み、うねりを上げて膨張し続けた。
螺旋の如くのたうつ、その邪気は、まるで大蛇の様にその身体に
絡みつき、そして、見る見るうちに、アリスの姿は異なる存在へと
変貌するのだった・・・。

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to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その9~

こんにちは、管理人のつづらです。

長かった迷宮編も、いよいよ終盤。
あと少しで、迷宮編も終了となります・・・。

少しでも、臨場感を感じてもらおうと、動画verも毎回撮っていましたが、
ワンドライブにUPすると、何故かエラーを吐いて、再生出来ないという・・・。
(名シーン、一杯あったのですよ・・・。OTL)

・・・余談ですが、前回、救出したメンバーの能力は次の通り。

シーナbee

プーレ

アリス

マスターメイリン

各キャラ、タッグ戦時の状況を考えつつ、いろいろとそれっぽい能力を
考えておきましたが、出現する順番も運任せなので、空気キャラも
ちらほら・・・。(汗)

ともかく無事に、残りのメンバーを救出出来るといいのですが・・・。
(フラグやめ~。><)

ではでは、ハガネ編スタートです。



【転送先の結界1-2】

ヴィオラ:・・・再起動完了。 システム、オールグリーン。

綾波:・・・ここは?

救出した二人が意識を取り戻す。

ハガネ:・・・なんとか、無事みたいだね。 それにしても、あんた達の
     コピーは、ものすごい強さだったよ・・・。

綾波:コピー・・・?

ハガネ:ああ・・・、あんた達は、この結界に囚われていたんだ。
     その間に、あんた達の力をコピーした影が、あたしらに
     襲いかかってきて・・・。

ハガネは、傍らにいるらんまとリンに視線を向ける。

綾波:そう・・・。

場に、微妙な空気が流れる。
しばしの沈黙の後、綾波がつぶやく。

綾波:ごめんなさい・・・。 あの子はともかく、私なんか助けてくれなくても
    良かったのに・・・。 たぶん、私の代わりなんて、いくらでも・・・。

ハガネ:・・・馬鹿な事、言うもんじゃないよ!!

綾波:!?

綾波の言葉をさえぎり、ハガネが叫ぶ。

ハガネ:・・・自分の代わりがいくらでもいる? ふざけるんじゃないよ!!
     いいかい、良く聞きな・・・。 命ってのはね、一人に一つしか
     ないんだ。 死んだら、それっきりなんだよ! ・・・少なくとも、
     今のあんたの代わりになれる存在なんて、誰もいないんだ。
     あんたは、あんたしか、いないんだよ!

綾波:・・・・・・・・・・・・・・・。

ハガネの言葉に、その場の全員が沈黙する。
元暗殺者の言葉には、命に対する重みがあった。

ハガネ:ま、まあ、さんざん命のやり取りをしてきたあたしが言うのも、
     変だけどね・・・。

場の空気を察したハガネが、自分を茶化す。

アリーナ:そうだよ~、死んだら生き返ったり出来ないんだから、
      命は大事にしないとね!!

アリーナが、神妙そうな顔でうなずく。
おまえがいうな。

ハガネ達の気遣いに綾波がつぶやく。

綾波:・・・ごめんなさい。 こういう時、どんな顔すればいいか、
    分からないの。

ハガネ:・・・助かった事を素直に喜べばいいと思うぞ。

笑顔を向けるハガネ。
不器用なリにも、笑顔を返す綾波。

ヴィオラ:・・・歓談中ですが、敵の気配です。

敵の気配を察知したヴィオラが、注意を促す。

ショーグン:・・・今までよりも、敵の出現率が高い。
       油断召さるな、各々方!!

刹那、ハガネ達に襲い掛かる鋼鉄の一撃。

シャキ~~~ン!!

懐のナイフで、間一髪その一撃を払うハガネ。
続けて弾丸の如き速さで突進してくる鋼鉄の塊を足元から生じた
水柱で防ぐ奈優。

???:へえ~、不意打ちをかわすなんて、やるじゃない。

そこに現れたのは、不敵な笑みを浮かべる影奈緒と影ワルキュリア
だった。

奈優:悪い人には、おしおきなんだからね!

影奈緒:へえ~、やってみなよ・・・。

火花散る殺気。

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奈優:前衛はまかせて!!

飛び出す奈優。
影ワルキュリアも呼応するかの様に突進してくる。

激突する拳と脚。
一歩も引かぬ攻防の中、背後から忍び寄る影奈緒。

ハガネ:させるか・・・!

ハガネの投げナイフが空を裂く。

影奈緒:うふふ、無駄無駄。

ワイヤーと鋼鉄の爪によって、巧みに攻撃をはじく影奈緒。
戦いは、一進一退のまま進んだ。

影奈緒:・・・この戦いも飽きちゃった。 そろそろ、死んでくれない?

影奈緒の目が怪しく光ると、ハガネ達の頭上から多数の鉄骨が
降り注ぐ。

奈優:きゃああああ!!

ハガネ:くっ・・・!

影奈緒:あっはははは! 死ね! 死ね!!

パートナーである影ワルキュリアまで巻きこみながら、影奈緒は
なおも攻撃を続ける。

ハガネ:貴様! 仲間まで巻き込んで・・・!

影奈緒:はあ? 仲間? そんなものいるわけないでしょ?
     利用出来るものは、何でも利用する。 それが戦いよ。

ハガネ:!! ・・・そうだったな、お前らは影。
     人の心など、持ち合わせていなかったな・・・。
     ならば、見せてやる。 共に戦う、仲間の力を!
     奈優!!

奈優:おねえちゃん!!

ハガネの合図と共に、飛び込む奈優。
上下段同時の攻撃に、防御が遅れる影奈緒と影ワルキュリア。

影奈緒:ち、ちいぃぃぃぃ!!

慌てて鉄骨を出現させようとする影奈緒。

ハガネ:遅い・・・!!

爆風で鉄骨を弾き飛ばすハガネ。
堪らず吹き飛ばされる影奈緒達に向かい、奈優は巨大な竜巻を放つ。

爆熱で熱湯となった蒸気が影奈緒達に襲いかかる。

影奈緒:ち、ちぃぃぃ!!

ハガネ:ここだ!!

奈優:うん!! くらえ~~~!!!

着地の隙を見逃さず、乱舞攻撃に入る奈優。
熱と水との温度差による攻撃は、影奈緒と影ワルキュリアの
堅固な装甲と武器をいともたやすく破壊する。

影奈緒:ば、ばかな・・・。

ハガネ:とどめだ・・・。

ひるんだ影奈緒目がけ、疾風の如く、空中から突撃するハガネ。
その全身を炎が包み込み、ハガネは炎の槍と化した。

ドゴォォォ~~~~ン!!!

苦難を共に乗り越えてきた仲間と共に、ハガネは影奈緒達に
勝利するのであった。

アリーナ:くうぅぅぅぅ!! 魅せるね~!!
      私も燃えてきたぁぁ~!!!

ヴィオラ:・・・アリーナ様、落ち着いて下さい。

はしゃぎまくるアリーナと冷静なヴィオラ。

そこに突如出現する二人の剣士。

???:邪魔者は・・・消す。

アリーナ:来たわね~! 行くわよ、ヴィオラ。

ヴィオラ:・・・了解、これより戦闘モードに移行します。

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アリーナ:くっ、このこのぉ~!!

無限の如く投げつけられる影サラの剣を拳で叩き落とすアリーナ。

ヴィオラ:・・・アリーナ様、気を付けて。

冷静にシールドで剣を防ぎつつ、忠告するヴィオラ。

アリーナ:よぉ~し、なら、こうだぁ~!!!

剣を弾き飛ばしながら、アリーナは疾風の如く突進する。

アリーナ:くらえ~!! 爆・烈・拳!!

アリーナの気合を入れた連撃が影サラと影ネイにヒットする。

影ネイ:・・・面白い。 受けてみるか、我が雷神の一撃を!!

影ネイの雷神剣が大気中の雷を集め、影ネイは紫雷の如く突進する。

アリーナ:きゃああああ!!!

ヴィオラ:電圧上昇・・・避雷針を展開。

ヴィオラは、耐雷装備をした妹達を召喚する。

アリーナ:よぉ~し、スピードなら負けないよ~!!

影ネイと影サラの飛び道具を神速の速さで避けるアリーナ。
その動きは、雷の速度をも凌駕していた。

ヴィオラ:・・・照準セット。 もらいました。

避け続けるアリーナの背後から、ヴィオラの狙い澄ました一撃が、
影ネイ達に襲い掛かる。

アリーナの処理にてこずった影ネイ達は、不意の一撃に吹き飛ばされた。

ヴィオラ:・・・アリーナ様に、パワーを集中させます。

アリーナ:これは・・・。 力がみなぎる!!

アリーナの身体を柔らかい光が包み込む。
ヴィオラの特殊能力、オート充填だった。

アリーナ:よおぉぉし、くらええぇぇ~!! 会心の・・・一撃ぃぃ~!!!

ヴィオラからパワー供給を受けたアリーナは、超必殺技を連続発動。
反撃の暇を与えず、影ネイ達を撃破するのだった。

to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その8~

こんにちは、管理人のつづらです。

さてさて、迷宮編もいよいよ後半戦、今まで以上に、
激しい戦いが続いていますが、ここでちょっとルールのおさらいを・・・。

各キャラクターには、【疲労度】というものが設定されていて、戦闘する度に
1ずつ蓄積されていきます。

これが3に到達すると、体力回復のため、次の戦闘に出る事が
出来なくなります。(1回休み。)

疲労度は、戦闘発生時にその戦闘に参加しないと、1ずつ回復していきます。

ただし、戦闘中にKOされると、【負傷】扱いになり、疲労度は強制的に3に、
そして、疲労度が完全に0になるまで戦闘する事が出来なくなります。
(つまり、3回休み。)

そのため、いかにKOされずに戦闘に勝利するかが大事になってくるのですが、
こればかりは、相性に左右される部分も多く、どうしようもない所もあります。

一部のキャラクターには、全滅時の救済措置として、特殊能力を発動出来る
スキルが設定されているので、それも今後の鍵になりそうです・・・。
(実際、前回の綾波・ヴィオラ戦は、けっこう危なかった・・・。汗)

ちなみに、前回救出した綾波とヴィオラの能力は次の通り。

綾波レイ

ヴィオラ

2人とも、ルール全否定の能力のような気もしないでもないですが、
まあ・・・キャラ演出の一環という事で・・・。(汗)
(これ・・・、絶対狙いバレてるよね・・・。><)

ピーキーな性能ぞろいのハガネ隊に対して、安定した強さを誇る飛竜子隊。
今回は、どんな戦いを見せてくれるのか?

戦闘、開始です。



【転送先の結界2】

ブゥゥ~~~ン・・・。

空間の歪みを抜けた飛竜子達は、さらに強大な位相空間へと
誘われた。

今まで以上の圧を感じながら、飛龍子達は周囲を見渡す。

飛竜子:・・・気を付けろ。 今までとは、比較にならない瘴気と憎悪だ・・・。

ルキア:うむ・・・。 ここは、まるで断界のようだな。 ・・・気を抜けば、
     あっというまに身動きが取れなくなるような、そんな禍々しい力を感じる。

ミニイカ娘:(・・・気を付けて下さい。 周囲に力が集まっています。)

式神を通して、小夜が注意を促す。

飛竜子:!? ・・・くるぞ!

周囲の肉塊が、次々と変化し始め、その中心に一人の少女の影が現れた。

???:目標・・・ハッケン!

???:うふふ・・・、三面図、取らせてくれる?

複数の影を前に、グラドリエルとリナリーが歩みでる。

飛竜子:・・お前達?

リナリー:多数の相手をするなら、私達にまかせて!
      あなたは少しでも、身体を休めて下さい。

飛竜子:・・・分かった。 無理をするな。

うなずく、リナリーとグラドリエル。

無数に現れた影をきっと睨むと同時に、二人は一気に踏み込んだ。

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影プーレ:ウケケケ~!

不気味な笑いと共に、一気に増殖する影プーレ。

リナリー:気を付けて、こいつら、どんどん増えてる!!

背中越しにうなずくグラドリエル。

リナリー:そっちがそうくるなら、こうよ!!
      逆巻け、疾風!!

リナリーの足から、暴風が巻き起こる。

影プーレ:ピギャアアア!!!

断末魔と共に、吹き飛ぶ影プーレ達。
グラドリエルも、自慢の大剣で、周囲を薙ぎ払う。

影シーナ:うふふ、無駄無駄♪

影シーナが指をはじくと、新たな影プーレが次々と姿を現す。

リナリー:くっ、こいつら・・・。 はっ!?

足元に現れた影プーレによって、動きを封じられるリナリー。
影プーレに気を取られた瞬間、影シーナが一気に踏み込んできた。

リナリー:かはっ・・・!

グラドリエル:!? ・・・いけない! ・・・聖なる炎よ!!

群がる影プーレを薙ぎ払っていたグラドリエルが、リナリーの窮地を悟り、
呪文の詠唱を始める。

掌に生じた火球は、見る見る間に巨大な炎となり、リナリーの周りの影プーレを
焼き尽くした。

リナリー:ありがとう、グラドリエル!! ・・・一気に、上空から攻める!
      あなたはもう一度、呪文の準備を・・・!

ここが勝機とばかり、飛び込むリナリー。

影シーナ:くす・・・、甘いわね!

影シーナの黒いオーラが一気に形を無し、一人の男が姿を現す。

「レイジングストーム!!!!」

リナリー:きゃあああああ!!!!

対空気味に決まった超必殺技に、リナリーは絶叫し、気を失う。

グラドリエル:くっ・・・! 炎よ!!

再び生じた聖なる炎は、影シーナの超必殺技の隙に見事に直撃し、
影プーレと共に、全ての邪気を払ったのだった。

光:リナリー!!

気を失うリナリーに駆け寄ろうとする光。
そのすぐ前に、カードが突き刺さる。

光:!?

???:うふふ、だーめ。 その人は私と遊ぶんだから♪

どこからか聞こえる声と同時に、空間の瘴気が一気に膨れ上がる。

飛竜子:・・・気を付けろ! まだ、何かいる!!

影アリス:うふふ・・・、ねえ、死んでくれる?

額にお札を張った奇妙な影と一緒に、空間から一人の少女が現れる。

少女の放つ強烈な闇の気に、押される飛竜子と光。

飛竜子:くっ・・・!

影アリス:ここの人達は、遊ぼうとすると、みんなすぐに消えちゃうんだ。
      ねえ・・・、だから、お姉ちゃん達が代わりに遊んでくれる?

飛竜子:・・・こいつ。

光:!? ・・・まって、なにか、様子がおかしい。

飛竜子:・・・詮索は後だ。 今は、止めるぞ!

身構える飛竜子。

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飛竜子:はあああああ~!!!

影アリス:ウフフ♪

交錯する刀と鎚。 剣と拳。
戦いは一進一退の攻防が続いた。

その間も、影アリスの放つ瘴気によって、徐々に体力が減らされていく。

光:くっ・・・、このままじゃジリ貧だ。 炎よ!!

光の掌に炎が集束する。

影アリス:うふふ、私もいくよ♪

光の詠唱と同時に、影アリスも詠唱に入る。

交錯する炎と闇の精霊。

巨大な爆発が起こる中、飛龍子は相手を視界にとらえて離さなかった。

飛竜子:・・・そこだ!

獲物を捕らえた飛竜子が、残像を伴い、一気に加速する。

神速5連。

飛竜子:奥義『ラグナロク』・・・。

目にも止まらぬ斬撃が影アリスと影タオを貫き、勝利は飛竜子達に
もたらされたのだった。

to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その7~

こんにちは、管理人のつづらです。

シングル戦と違って、タッグ戦は、様々な要因が重なり合い、
あっという間に戦局が変化する事もあります・・・。(汗)

今回は、そんなタッグ戦の怖さがよく分かる戦い・・・。
(よもや、ここまでとは・・・。汗)

ではでは、迷宮編、ハガネパートの開始です!



【転送先の結界1】

ブゥゥ~~~ン・・・。

空間に生じた歪みを抜けると、ハガネ達は、再び瘴気溢れる
禍々しい場所へと誘われた。

一瞬のめまいの後、ハガネ達がその場所を認識するまで、
そう時間は掛からなかった。

ハガネ:・・・着いたようだね。 一見同じみたいに見えるけど、
     瘴気の量が半端ない・・・。 みんな、気を付けな!

じっとしているだけで、身体の精気が吸い取られていくような感覚。
その圧力は今までの比ではなかった・・・。

弐式:(・・・気を付けて下さい。 尋常ならざる気配をその場から感じます。)

式神を通じて、小夜が注意を促す。

ハガネ:ああ・・・、どうやら、早速、おいでなすった様だね。

身構えるハガネの前に、らんまとリンが一歩進み出る。

ハガネ:・・・お前達?

らんま:へっへ~! お前にばっかり、いい恰好させないぜ!
     ここは、俺達にまかせておきな!!

人差し指で鼻をこすり、ポキポキと指を鳴らすらんま。

リン:・・・今は少しでも体を休めて。 ここは、私達が!

ハガネ:・・・分かった。 無理するんじゃないよ。

次第に、瘴気が凝縮し、肉塊が人の形を取り始めた。

???:・・・私と・・・一つにならない・・・?

???:メインシステム起動・・・殲滅ニ入リマス・・・。

そこに現れたのは、綾波と・・・ヴィオラの影だった。

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らんま:へっへ~、楽勝だぜ!! なっ・・・!?

今までの快進撃もあり、タカをくくっていたらんまだったが、
戦闘が始まると、その顔は引きつり始めた。

けん制のナイフとともに瞬時に懐に飛び込んでくる影ヴィオラ。
予選では見た事のない、俊敏な動きに反応が遅れる。

何とか、体制を整えつつ、反撃に転じようとするも、影綾波の執拗な
連続攻撃が二人を襲う。

らんま:こ、こいつ!!

頭に血の昇ったらんまが影綾波を攻撃しようとした瞬間、二人の背後から、
影ヴィオラの強力なパイルバンカーが襲いかかった。

ズドォォォ~~~ンン!!!

リン:きゃあああああ~~~!!!!

とっさにかわすらんまだったが、直撃を喰らい吹き飛ばされるリン。
さらに、追撃を加える影綾波。

らんま:て、てめえ~!!

必死に、カウンターの飛竜昇天破を放つも、技の隙を影ヴィオラの巨大な
鈍器が襲う。

らんま:こ、こんなはずは・・・!!

なんとか、影綾波を捉えようと頭上から強襲するらんまだったが、影綾波は
その攻撃をヒラりとかわし、間髪入れず、その背後から、影ヴィオラの
強力なバンカー攻撃が襲い掛かる。

らんま:ぐ・・・はぁ・・・!!

ハガネ:らんま!! リン・・・!!

気を失う、らんまとリン。

なおも追撃を加えんとする影綾波達の前に、二人をかばうかのように、
アリーナとショーグンが立ちふさがる。

ハガネ:アリーナ・・・!? 気を付けな、今までの相手とは違うよ!

アリーナ:ええ、わかってるわ。 今度は私達が相手よ!!

相手をじっと見据えつつ、戦闘態勢に入るアリーナ達。

一瞬の静寂の後、両者の間合いが一気に詰まった。

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アリーナ:ショーグン・・・!

ショーグン:・・・一切承知。

先程のらんま達との戦闘を見ていた事もあり、二人の狙いは
一致していた。

影ヴィオラ:・・・エネルギー充填・・・10・・・20。

アリーナ:・・・思った通り、こいつが魔力を集めているみたいだね。
      いくよ!!

ショーグン:心得た!

二人の予想通り、影ヴィオラは、ゲージパワーを自動的に充填する
能力を持っていた。

先程の影綾波の連続超必殺技も、その能力ゆえに為せる技だった。

アリーナ:・・・長期戦になれば不利。 一気にいくよ!!
      たああああ!!!

気合と共に、影ヴィオラへと躍りかかるアリーナとショーグン。

影綾波:・・・させない。

二人が影ヴィオラに集中する中、視界から外れた影綾波が背後より強襲する。

アリーナ:くっ・・・!!

ショーグン:そうはさせぬ!!

とっさに、アリーナの盾となり、そのナイフを全身で防ぐショーグン。

アリーナ:ショーグン!?

ショーグン:・・・気にするな。 攻撃に集中しろ。

アリーナ:・・・分かったわ! そっちが挟み撃ちを狙うなら、こうよ!!
      てりゃあああああ!!

気合一閃、アリーナのめくり気味の回し蹴りが影ヴィオラを捉え、
影綾波と共に、壁際まで吹き飛ばす。

アリーナ:まだまだぁ~~!!

着地する足で、さらに地を蹴り、追撃を仕掛けるアリーナ。
徐々に体力を削られる影。

ショーグン:・・・見えた。

ショーグンの刀が怪しく煌めき、禍々しい殺気を放つ。

ショーグン:・・・勝機ここにあり。 はあああああ!!!

シャキィィィーーーーーン!!!

空間を裂く、必殺の一撃。
ショーグンの特殊能力『介錯』が発動したのだ。

影ヴィオラ:・・・動作不能・・・機能・・・停止。

さらに、返す刀で、もう一閃を繰り出す。

ショーグン:秘剣『燕返し』・・・。

血しぶきを上げながら、倒れゆく影綾波。

結界深淵での最初の死闘は、二人の負傷者を出しながらも、
ハガネ達の勝利に終わったのだった。

to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その6~

こんにちは、管理人のつづらです。

舞台は、再びナコルル達の戦闘へ・・・。

激しい戦闘が続く中、暴走したアネルの攻撃からナコルルを庇いつつ、
オーガストとゾディアックコピーの攻撃をしのぐゾディアック。

悪化する戦況の中、降り立つ者とは!?

築きし絆は伊達じゃない!!
つづら杯、始まりです!!



【本戦会場】

・・・依然、激しい戦闘が続く、本戦会場。

一時は、ゾディアックの闘気に圧され気味だったオーガストと
ゾディアックコピーだったが、招かれざる者を排除すべく、
再び、その兇刃を振りかざし始めていた。

オーガスト:あはは! ・・・さっきまでの威勢はどうしたの?
       さっきから防戦一方じゃない!

両の手から、炎と氷を生み出しつつ、息をもつかせぬ、連撃を繰り出す
オーガスト。
続く、ゾディアックコピーも、爆炎を発生させ、ゾディアックの接近を許さない。

ゾディアック:・・・くっ。

ゾディアックが、その気になれば、攻撃に転じる事も容易かっただろう。

しかし、攻撃に集中すれば、ナコルルがアネルの攻撃に晒される事となる。
守護者との戦闘で、片腕を負傷したゾディアックにとって、この拮抗状態を
生み出すのが、精一杯だった・・・。

ゾディアック:(やはり、今の状態ではこれが限界か。 せめて、あと一手
        あれば・・・。)

アネル:ぐああああ・・・あああ~~!!!!

苦悶の咆哮を上げながら、再び激しい炎を吹き出すアネル。

ナコルル:きゃあああ!!

ゾディアック:ナコルル! むっ・・・!

オーガスト:・・・隙を見せたね♪

凍りつく時間の中、ゾディアックの見せた一瞬の隙をオーガストは
見逃さなかった。

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・・・とっさに攻撃に応じるも、一度傾いた天秤は、やすやすと正せるものでは
無かった。

オーガストに標的を絞るも、攻撃の隙をゾディアックコピーに差し込まれる
ゾディアック。

返す拳で、ゾディアックコピーへの反撃を試みるも、今度は逆にオーガストの
時間停止能力によって、タイミングを外されてしまう。

オーガスト:あははは!! これが神の力? 無敵の現人神も、
       焼きが回ったかしら!?

歪んだ笑みを浮かべつつ、なおも攻撃を続けるオーガスト。

降り注ぐ豪炎と目まぐるしい連撃。
常人ならば、一瞬にしてKOされてしまうはずの猛攻をゾディアックは
なんとかしのぎ続ける。

ゾディアック:・・・・・・・・・・・・・・・。

戦いの中でも、ゾディアックはナコルルへの配慮を怠ってはいなかった。
たとえ、自分が傷つく事になっても、ナコルルへのダメージの緩和を
第一に考え、そして動いた。

オーガスト:・・・こんなものなの、神の力って? 人としての情を
       捨てきれないあなたに神を名乗る資格はないわ!!

侮蔑ともいえるオーガストの叫びと共に、ゾディアックコピーの重い一撃が
襲いかかる。

ゾディアックコピー:これで・・・終わりだ!!

オーガストの氷塊によって、動きを封じられたゾディアックを渾身の力で
吹き飛ばすゾディアックコピー。

爆炎と共に吹き飛ぶゾディアックに、更なる追い打ちをかけるゾディアックコピー。

ゾディアック:くっ・・・!

とっさに致命傷は避けたが、そのダメージは甚大なものだった。

ブスブスと全身から煙を上げつつ、片膝を付くゾディアック。

オーガスト:あはは、もうお終い!? 結局、運命なんて、そう簡単に
       覆らない物なのよ。 ・・・そう、奇跡でも起こらない限りね。

独り言のようにつぶやくオーガスト。
傍らでは、今にも止めを刺そうとゾディアックコピーがその拳を向ける。

ゾディアック:ふっ・・・、運命・・・奇跡・・・か。
        よもや、そのような言葉を再び耳にする事になるとは・・・。

不敵な笑みを浮かべるゾディアック。

オーガスト:な、なにがおかしいの!?

飛びずさり、警戒するオーガストとゾディアックコピー。

ゾディアック:・・・かつて、余も、同じような言葉を【或る者】に発した事がある。

オーガスト:!?



・・・ゾディアックの脳裏に浮かぶ当時の記憶。

相対する3人の少女と自分の姿。

ゾディアック:・・・観念するのだな。 お前達が、ここで死ぬは運命・・・。
        奇跡でも起こらぬ限り、覆る事などない・・・!

アネル:・・・私達はあきらめない。

リアフィーユ:・・・あなたの暴走、止めてみせる!!

ハガネ:運命なんてもの、くそくらえだよ! そんなもの、いくらでも変えて
     みせるさ!

アネル:・・・私達の運命は。

リアフィーユ&ハガネ:私達が決めてみせる!!



ゾディアック:・・・運命とは、決まったものではない。
        運命とは、己が力で切り開いていくものだ・・・。

オーガスト;なに・・・?

ゾディアック:そして・・・、奇跡とは、己が行動で引き寄せるものだ・・・!!

ゾディアックの内部から、これまでにない闘気が発せられる。

オーガスト:くっ・・・、まだこんな力が!?
       な、なにをしてるの、はやく、あいつを仕留めるのよ!
       【契約】は、まだ続いているはずよ!

貫手の構えで突進するゾディアックコピー。
狙いは、ゾディアックの心の臓!!

カッ・・・!!

その刹那、まばゆい稲光が眼前に落ちた。

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???:・・・天知る、地知る、人ぞ知る。
     悪を倒せと我を呼ぶ・・・。

オーガスト:な・・・、お前は!?

???:・・・うふふ。 問われて名乗るもおこがましいですが、ならば・・・、
     答えて差し上げましょう!! 遠からん者は音にも聞け、近くば寄って
     目にも見よ、 我こそは、白面金剛が九尾、全国1億総選挙、嫁にしたい
     英霊ナンバー1の、ヒロイン中のヒロイン、兼、押しも押されぬ、FATE
     史上最大最高の逸材、赤とか白とか、黒とか、青とか、ライオンとか、
     恨み手帳とか関係ないんです! あ、あと、最近MUGEN入りした
     清姫さん、あなたにも負けませんから!! ピチピチプリティーな
     美少女戦士、キャス狐推参!! 闇の力のしもべ達よ、とっととお家に
     帰りなさい!!

ちゅど~ん!!

色とりどりの爆炎をともなって、決めポーズをとるキャス狐。
その圧倒的演出と他を追随させぬ暴走に、場の空気が一時凍りつく。

キャス狐:(・・・くぅ~、我ながら、完璧なタイミングでの登場ですね♪
      友を思い、その窮地に駆けつける、最高の役所!!
      管理人さん、グッジョブです!! いい、フラグでしたよ!!)

素晴らしい自分の登場演出に、一人拳を握りしめながら、涙するキャス狐。

ゾディアック:・・・ぬ。 そなたは?

キャス狐:あなたは、ゾディアックさんですね? 私は、キャス狐。
      その節は、わが旧友、ナコルルがお世話になりました・・・。
      ・・・事情は、おおまか把握しています。 なぁ~に、私が
      来たからにはもう、大丈夫ですよ~♪ 大船に乗った気持ちで、
      お任せ下さい!

ゾディアック:・・・助太刀、感謝する。

オーガスト:ちぃいいい~! 調子に乗るんじゃないよ、駄狐がぁぁ~!!!

キャス狐:あらら~、あまり怒ってばかりいると、眉間のしわが残って
      しまいますよぉ~♪ ともかく、あなたには、【天誅】行わせて
      頂きますね。 お覚悟を!!

向かい合う、キャス狐とオーガスト。
そして、ゾディアックとゾディアックコピー。

窮地に訪れた一抹の希望。
混沌渦巻く戦場の行く末は、いまだ知る由もなかった・・・。

to be continued・・・
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