ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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本戦エントリー選手紹介1

こんにちは、管理人のつづらです。

データ整理やプライベートで、後手後手になってしまいましたが、
今週から、再び『つづら杯』が動き始めます。

その手始めに、つづら杯を独立カテゴリー化してみました。
今までの展開を確認しつつ、今後のストーリーを楽しんで頂けたら、
嬉しく思います。

…すでに、全体的なストーリーは固まっていますが、
予想通りいかないのが、つづらクオリティです。(笑)

本戦の方も、紹介が終わり次第、開始しますので
しばらくお待ちいただければ幸いです。

それでは、なんちゃって大会ストーリー
第2幕、始まり始まり~♪



【選手宿舎】
激戦で幕を閉じた予選後の休日。
ナコルルは選手宿舎を訪れた。

本戦開始までの期間、選手の休養も兼ねて、
親しい者との交流が許可されていたのだ。

少し、緊張の面持ちで扉をノックするナコルル。

ナコルル:……………………。

しばらくして、扉がゆっくりと開いた。

リムルル:…!?

無表情で扉を開けたリムルルだったが、そこに立っていた
ナコルルの姿を見て、急に表情を強張らせる。

ナコルル:あっ、待って! お願い、扉を閉めないで!

急いで扉を閉めようとするリムルルに、ナコルルがあわてて声を掛ける。

ナコルル:…急に訪れて、ごめんなさい。
      一度、あなたと話がしたかったから…。

リムルル:………………………。

無言のまま、時が流れる。
二人を隔てたその扉が、重く重く感じられた…。

ナコルル:…ごめんね。 もっと早く会いに来れば
      良かったのだけど、私、不器用だから…。

リムルル:………………………。

ナコルル:…ちゃんとご飯食べてる? 怪我していない?
      あなたはいつも無茶ばかりするから…。

リムルル:……………………。

扉を隔てたままの奇妙な会話が続く…。
それでもナコルルは、リムルルに言い聞かせるように話し続けた…。

ナコルル:…あなたが、つらい気持ちを抱えたまま、戦い続けてきた事を
      私も、感じていたわ…。

リムルル:…………………。

ナコルル:…たとえ、あなたが話さなくても、あなたの試合が、
      心が…私に全てを教えてくれた。 今までずっと…、
      ずっと1人で戦ってきた事を…。

リムルル:……………っ。

ナコルル:リムルル…、私ね…。

重い扉が少しずつ開く。
止まっていた時が少しずつ、動いた。
が、次の瞬間…。

???:…悪いけど、面会時間は終わりだ。

ナコルル:! 誰…!? あっ…!

突然広がる闇と共に、意識が遠のく。

ナコルル:リム…ルル…。

遠のく意識の中、ナコルルはリムルルの声を聴いた気がした。



アネル:…ルル。 ナコルル。

ナコルル:…!

気が付くと、ナコルルは病院の一室にいた。
傍には、心配そうに声をかけるアネル達の姿があった。

ナコルル:…アネル…さん?

アネル:…気が付いたか? 良かった…。

ナコルル:わ、私は…。 うっ!

出かけてから後の記憶が無い。
思い出そうとすると、頭痛が走った。

アネル:…無理をするな、ナコルル。
     今はゆっくり休め。

話によると、ナコルルは一人、会場近くの公園で倒れていたそうだ。
幸いけがなどはなかったが、前後数時間の記憶が消えていた。

アネル:…大方、日頃の疲れが溜まったのだろう。
     しばらく、安静にしていろ。

ナコルル:…すみません。
      ですが、確か今日は選手紹介の日では…。

おぼろげな記憶で、スケジュールを思い出すナコルル。

アネル:なに、選手紹介ぐらい私一人でもなんとかなる…。
     お前は、いつも真面目に考えすぎだ。
     こんな時は、休むくらいでちょうど良い。

ハガネ:はは…、そうだよ。
     もっとのんびりいかないと、疲れちゃうよ。

アネル:…お前は、だらけ過ぎだがな。

うんざりした目でハガネを見るアネル。
二人の会話を聞いて、少し安堵するナコルル。
      
ナコルル:…すみません。 では、少しだけ休ませて頂きます。
      もしもの時の為に、私の知人にもお願いしておきますから…。

目をつむり、胸元に手を当て、何かを呟くナコルル。
ほのかな光が天へと昇って行った。

静かに目を閉じて横になるナコルルを見つつ、
アネルはハガネに小声でつぶやく。

アネル:…今は、傍にいてやってくれ。

うなづくハガネ。
1人会場へと向かうアネルの目には、
何かを決意した光があった。




【本戦エントリー選手紹介1】

アネル:…久しぶりの紹介となるな。
     解説役のアネルだ。

少しぎこちなく、会場で一人、話を始めるアネル。

ある程度慣れたとはいえ、やはり、アネルにとって、
人前で話す事は、あまり得意な事ではなかった。

アネル:(一年前には、考えられなかった事だな…。)

自傷気味の気持ちを抑えつつ、きっとカメラを見据えると
再び、話し始める。

アネル:…まずは、激戦を勝ち抜き、本戦出場を見事に果たした
     選手を振り返ってみよう。 各ブロックの戦いを思い出し
     ながら、見ていって欲しい。

アネルが目の前のボタンを押すと、後ろのモニターに
本戦出場選手が次々と映し出された。

選手紹介9

アネル:これが、予選を勝ち抜いた各ブロックの本戦出場者だ…。
     皆、激戦を勝ち抜いただけあって、いい面構えをしているな。
     この後の選手紹介を経て、行われる組み合わせ抽選会に
     よって、本戦での組み合わせが決定される。 本戦での
     試合形式やルールも、その時に発表されるので、楽しみに
     していて欲しい。

一瞬、間を置き、アネルは再び、話し始める。
普段はナコルルが座っている左の場所が、やけに広く感じられた。

アネル:…では、早速、本戦出場を果たしたAブロックの二人に
     話を聞いてみよう。 まずは…。

突如、アネルの目の前に煙が立ち込め、ボンッ…という音とともに、
何者かが会場に姿を現した。

アネル:なっ…!?

???:呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん! お呼びとあらば
     即参上! 良妻賢母のデリバリーにやってきました~!

アネル:お、お前は…? (気配さえ感じさせないだと…!?)

驚き、いぶかしむアネルを横目に、その古風な出で立ちをした少女…は、
ぺらぺらと話し始めた。

少女?:あ、あれ~? ナコルルから聞いていませんでした…?
     会場の進行のお手伝いをしてくれと頼まれたんですけどね~?
     あ、もしかして、あなたが人前で話すのが大嫌いなアネルさん
     ですね! 私が来たからには、もう大丈夫! ドロ船に乗った
     気持ちで、ドーンとお任せ下さい~!!

アネル:ドロ船はまずいと思うのだが…。

つっこむアネルを無視し、さらに話を進める少女。

キャス狐:あ、申し遅れましたが、私はキャスター。 ナコルルとは、
      古い付き合いの間柄です。 呼び名は多種多様にありますが、
      どうぞ気軽に超美少女戦士キャス狐とお呼び下さいね♪

アネル:あ…、ああ。

まくしたてるようなキャス狐の会話に、少々引き気味のアネル。
そんな事を気にも留めず、キャス狐は話を進める。

キャス狐:今日は、第1回目の選手いんたびゅ~でしたね~。
     それでは、さっそく…って、ぶぅ~~!!!

会場に現れたアマテラスの姿を見た瞬間、キャス狐が吹き出す。

アネル:…? どうした?

キャス狐:へっ…? あ、いえいえ、な、何でもありませんですよ…!
      ほ~ほっほっほ!

アネル:???

キャス狐:(まさか、私の半身がこんな所に現れるとは…!!
       とにかく…平常心平常心!)

一人であたふたするキャス狐をよそに、アネルは紹介の続きを始める。

アネル:…まずは、Aブロックを全勝で勝ち抜いた新アマテラスだ。
     防御力は微弱ながら、霧隠れを用いた圧倒的な爆発力で、
     他の追随を許さなかった。 神としての力は、制限しているが、
     貫録十分の戦い方で勝ち残った。 今後の活躍が期待されるな。

ぺこりとおじぎするアマテラス。

キャス狐:は、は~い。 ま、まず、ご登場頂いたのは、天より降り立った
      白き大神にして、太陽の化身、ワン子こと、アマテラスさんです~!
      疾風の如き素早さと、強大な神力で見事に予選を勝ち抜きました♪

嬉しそうに尻尾を振るアマテラス。

キャス狐:で、ではでは、さっそく、いんたびゅ~してみたいと思います~!
      アマテラスさんは、人間との対戦という事で、力を大分制限されて
      しまったと思うのですが、戦ってみてどうでしたか…?

アマテラス:…………………。

キャス狐:ぜ…、全勝通過という事で、勢いに乗っている所だと思いますが、
      予選通過しての感想や本戦への意気込みがありましたらどうぞ♪

アマテラス:……ぱたぱた。

キャス狐:………あれ…?

アネル:(…ん? なんだ…? 何故、何も話さないんだ?)

急に思い出したように、キャス狐がすっとんきょうな声を上げる。

キャス狐:あー、そうでした! アマテラスさんは神代の言語でしか
      話さないので、私達とは言語形態が違うのでした!!

アネル:そ、そうなのか…!?

キャス狐:はいっ! 私もうっかりしていました~!  …という訳で、
      私の108の必殺技の一つ、通訳機能で、しっかりと通訳
      させて頂きますね~!

アマテラスの言葉に耳を傾けるキャス狐を横に、アネルは
つっこむべきか、つっこまざるべきか、苦笑いを浮かべる。

キャス狐:ふむふむ…。 なるほど、なるほど~!
      『信仰が高まるように、頑張る…。』だそうです!
      あと、『りますた~版(?)も買ってくれ。』だ…そうです。

アネル:…? 最後の言葉は、何の事か分からなかったが、とりあえず、
     やる気(?)…は伝わってきたな。 ほ、本戦でも、良い試合を
     期待しているぞ。 そういえば、最近では、更なる力の解放が
     可能となったと聞いたが…。

アマテラスに神言語で語りかけるキャス狐。

キャス狐:ふむ…。 え…と、ですね。
      『全力モードは、すごく疲れるので、大会ではやらない。』
      だそうです。(ま、本気でやったら大変な事になっちゃいますがね…。)

アネル:そ、そうか…。 どちらにせよ、本戦を楽しみにしている。
     頑張ってくれ。

ぱたぱたと尻尾を振りつつ、立ち去るアマテラス。
見送りつつ、ほっと胸をなでおろすキャス狐。

キャス狐:(ふぅ…。 何とかばれずに済んだようですね~。
       ナコルルったら、こんなタイミングで呼び出すなんて…!)

違和感を感じつつも、話を進めるアネル。

アネル:…次に紹介するのは、風の谷の王女ナウシカだ。
     MUGEN初期のキャラにも関わらず、圧倒的なカウンターと
     王蟲による怒涛の攻撃で、予選をみるみる内に突破した。
     本戦でも、どこまで新勢力に対抗するかが見ものだな。

ナウシカ:こんにちは。

礼儀正しくお辞儀をするナウシカ。
会釈するアネルとキャス狐。

キャス狐:こんにちは♪ ナウシカさんは、MUGEN初期から
      いらっしゃる方ですが、予選を戦ってみて、どんな
      感想を持たれましたか~?

ナウシカ:…そうですね。 皆さん、本当にお強い方ばかりで、
      戦ってみてびっくりしました。 まさに、時代の流れと
      いうものですね。 戦い自体は何も生み出しませんが、
      試合を通じて、何かを皆さんに伝えられたら良いなと
      思っています。

キャス狐:なるほど、姫様らしい実に清廉潔白なご感想、ありがとう
      ございました。 時に、大変エゲツない空中受け身狩りを
      ご披露されていましたが、あれも王家直伝の戦術なので
      しょうか…? 

ナウシカ:…エゲツないだなんて、そんな。 無敵必殺技もなく、ゲージ
      効率にも難のある私にとって、あの戦術はブロッキングからの
      カウンターに並ぶ、大切な命綱です。 王蟲ばかり召喚して
      いるよりは、良いと思いますが…。

キャス狐:ま、まあ、どっちもどっちという意見も出なくもないですが、
      会場が腐海に呑み込まれるよりは良いかもしれませんね♪
      …そういえば、出演されている動画がことごとく消えるという
      噂を聞いたのですが、なにかご存知ですか~?

ナウシカ:? …良く分かりませんが、もしかすると、神のご意志が
      働いているのかもしれませんね。

アネル:(これ以上、キャス狐に話させるとまずい…!)
     ナウシカ、ありがとう。 システムの相違などで大変な所も
     あるだろうが、本戦も頑張ってくれ! …管理人も影ながら
     応援していると言っていたぞ。

ナウシカ:まあ…、管理人さんが!?
      うふふ、ありがとうございます。 では。

メーヴェで颯爽と立ち去るナウシカ。

冷や汗をかきつつ、それを見送るアネルとニコニコ顔のキャス狐。

キャス狐:いやぁ~、中々個性的な人たちでしたね~♪
      私としては、もう少し、掘り下げた質問もしたかったのですが、
      最初なので、このくらいですね~。

その言葉を聞き、ぞっとするアネル。

キャス狐:ではでは、今回はこの辺で~。
      また、用がある時はいつでも呼んで下さいね~♪

アネル:あ、ああ…。

煙と共に消えていくキャス狐を見送りながら、ナコルルに
早く帰ってきて欲しいと、つくづく思うアネルだった…。
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