ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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つづら杯決勝戦~前編~

こんにちは、管理人のつづらです。

ついに、決勝戦が始まります。
AIのパワーバランスを見る為に開いた大会ではありましたが、
いつのまにか、長丁場の大会になってしまいました・・・。(汗)

長きに渡る激戦の行く末、その目でとくとご覧下さい・・・!
勝利の栄光を掴むのは、飛影か、ブロッサムか・・・!?

偶然と必然の狭間の真実。
それを確かめるのは、あなた自身です!



【大会本部控室】

早朝の本部控室。
誰もいない静まり返った控室の中、静かに目をつむるナコルル。

精神統一するかの様に、ゆっくりと息を吐き胸に手を当て調息する。
心を過ぎるリムルルの顔。
ナコルルは、震えそうになる己を抑えつつ、精神を統一した。

「私は・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

何度も何度も繰り返した自問。
何かを守るために、何かを犠牲にする矛盾。

答えは出なかった。

(馬鹿ね・・・。)

「え・・・?」

誰かの声が聞こえる。
それは、いつか聞いた声。

(叶えたい願いがあるならば、全てを願いなさい・・・!)

「・・・!」

ナコルルの目の前に、自分とは違う誰かが立っていた。

「あなたは・・・!?」

(リムルルは、私が助ける。 あなたは、あなたの出来る事をしなさい。)

刹那、一陣の風と共に消え去る虚像。

「い、今のは・・・?」



アネル:・・・ナコルル、準備は出来たか?

控室のドアをノックし、静かにアネルがナコルルに声をかける。

ナコルル:アネルさん・・・。

アネル:いよいよ、決勝だな・・・。
     ここまで、いろいろあったが、これで最後だ。
     いけるな・・・?

ナコルル:・・・はい。

ナコルルは静かにうなずく、その顔にもう迷いはなかった。

アネル:・・・多くは言わぬ。 お前は自らの意志で、この道を選んだんだ。
     その決意、私も受け止めよう・・・。 だが、覚えておいてほしい。
     全てが終わった後、私は必ず、オーガストにけじめを取らせる・・・。

ナコルル:・・・ありがとう、アネルさん。 そのお気持ちだけで十分です。
      やり遂げましょう、この大会を・・・!

アネル:ああ!

二人は静かに、会場へと足を向けた。



【トーナメント決勝会場】

その日、大会入場者数は過去まれにみる最大数を示した。
古今東西、様々な人々が、この歴史的な一戦、試合を見ようと、
雪崩のように押し寄せてきた。

すでに、座席は満席。
入りきれなかった人のために用意された野外電光掲示板の前にも
数多くの人間が集まり、大会が始まるのを今や遅しと待ちわびていた。

世界の平穏を陰ながら守ってきた伝説の超忍者。
世界の滅亡を幾度となく防いできた伝説の戦士。

二つの光と影。
その激突は、かくも大きなうねりを巻き起こし、試合会場、いや、町全体を
包んでいた。

不意に、暗転する会場。
スポットライトが会場中央のナコルルを照らす。

ナコルル:・・・過去、現在、未来。 それら全てはどこかしらで繋がって
      いると聞きます。 そして、今、運命の歯車は、この地に数多の星を
      引き寄せました。 それぞれの星は光り輝き、そして、儚くも散って
      いきました・・・。  そんな中、残された二つの星。 かたや、己の道
      を貫き、かたや、人のために輝き続けてきたその星たちは、今日、
      ついに激突します。 運命の光星となり、その輝きを永遠のものと
      するのは、一体どちらか・・・。 運命の一戦、いよいよです!

アネル:・・・まずは、待ちわびる皆に、ちょっとしたプレゼントをやろう。
     アクシデントにより、試合が断念されていたあの二人が、まさかの
     復活を遂げた・・・。 括目するがいい。 孫策! 星彩!

盛大なファンファーレとともに、リングへと登場する両名。
会場は、驚きと混乱と歓喜・・・、様々なものがまざった轟音へと変わった。

ナコルル:・・・そ、そんな、あの二人はまだ絶対安静の筈・・・!
      ど、どうして・・・?

驚くナコルル。
それもそのはず、この二人の電撃復活は、今朝の今朝まで誰にも知らされて
いなかった。

アネル:驚くのも無理はない。  私自身、この話を聞いて、耳を疑った。
     だが、二人が復活したのは、まぎれもない事実だ。

ナコルル:・・・傷は、傷は大丈夫なのですか!?
      お二人とも、あの時の戦いで、致命傷を負ったと・・・。

???:その件については、私から説明しよう・・・。

二人の背後に立つ一人の初老の男性。
いや・・・、白髪とは化しているが、その体は生気みなぎる若者のそれであった。

ナコルル:あ、あなたは・・・?

気配なく、背後へと回ったその男に、驚愕するナコルル。

Dr.T:・・・失礼した。 私の名はDr.T。 モグリの医者をやっている。
    彼女達には、私が治療を施した。 現状、何の問題もないはずだ。

ナコルル:(今、モグリ・・・っていった。) で、でも、あの傷からどうやって?

Dr.T:彼らには、数千年の歴史を誇る私の秘術を施してある・・・。
    今までで、最高のデ・・・、ごほん! 患者だよ。

ナコルル:(この人、今何か言いかけたような・・・?)

アネル:・・・ナコルル、言いたい事は分かるが、彼の腕は本物だ。
     こう見えて、彼は伝説とまで言われた医者。 彼の治療に
     間違いはない。 今までも数千人の命を救ってきた。

ナコルル:凄い方なのですね・・・。

驚愕するナコルル。
Dr.Tとよばれたその男は、しかし、静かに首を横に振る。

Dr.T:いや・・・、私の力などたかが知れている。 全ては、患者の
    生きようとする力。 想いの強さが無ければ、完治など出来ぬよ・・・。
    まあ、ともかく、あの二人の想い。 大切にしてやってほしい・・・。

ナコルル:は、はい・・・!

アネル:・・・・・・・・・・・・・・・。 ともかく、始めよう、熱き闘いを。
     皆の者、聞け! 魂の鼓動を・・・!!

アネルの叫びとともに、会場は大歓声に包まれた。



【つづら杯3位決定戦】

ナコルル:皆さん、こんにちは、司会のナコルルです。

アネル:解説のアネルだ。

ナコルル:アネルさん、いよいよ、3位決定戦が行われるのですね。
      ・・・アクシデントにより、一時は危ぶまれた本戦ですが、
      どのように見られますか?

アネル:・・・そうだな。 様々な想いを秘めて大会に臨んできた二人だけに、
     この一戦にかける情熱も、並々ならぬものがあるだろう・・・。 まさに、
     魂をかけた一戦になる事は明らかだ。 会場の皆も、ぜひその目に
     焼き付けて欲しい。

ナコルル:そうですね・・・、なお、オーガストさんが不在の今、これが事実上
      の3位決定戦となる事が決定しています。 それぞれの健闘を心から
      お祈りいたします。

アネル:・・・・・・・・・・・・・・・。
     では、これより、3位決定戦、開始だ!

孫策、星彩。

大歓声を上げる会場内。
その真っ只中に、二人はいた。

悪夢の一夜から、数日。
二人はお互いの顔を見やる。

孫策:・・・ボクに輸血してくれたのは、キミなんだってね?
    ありがとう・・・。

星彩:・・・気にする事はない。 私は、当然の事をしたまでだ。
    立場が逆なら、同じ事をお前もしただろう?

微笑みあう二人。

孫策:お互い・・・良い試合にしようネ!

星彩:ああ・・・!

澄んだ二つの闘気が膨らんだ。

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アネル:・・・開幕より、お互いの闘気を限界まで高める両者。 運命の
     1ラウンド目は、奥義の打ち合いとなった。 気合とともに奥義
     『Materializes Lightning』を放つ孫策。 対する星彩も、喰らい
     抜けからの無双乱舞で対抗する! 互いの奥義を繰り出した
     打ち合いは、ダメージ量の差で、孫策に軍配が上がった。
     迎えた2ラウンド目。 互いに1歩も譲らぬ、攻防を続ける二人
     だったが、今度は星彩が、孫策の一瞬の隙を突き、必殺の真・
     無双乱舞を決め、ラウンドを取った。 最終ラウンド。 これが
     最後とばかりに、一気に気を放つ二人。 だが、内包する莫大な
     量の気をここぞとばかりに開放した孫策は、超必殺奥義『Buster』
     『Incarnation devil』を立て続きに発動! 星彩の気を一気に
     飲み込み、勝負に決着を付けた。

ナコルル:・・・す、すごい。 こ、これが本気の戦い。

アネル:・・・まさに、英雄並び立つ、そんな言葉がぴったりの戦いだったな。
     お互いに、自分の長所を生かした素晴らしい立ち回りを見せてくれた。
     抜きつ刺しつの刹那の攻防は、まさに達人のそれであった。 一歩も
     譲らぬ激戦ではあったが、内包する闘気量に秀でた孫策が立て続けに
     奥義を決められた事が勝因だろう。 その内に秘めたポテンシャルの
     高さをまざまざと見せつけられたそんな試合だったな。 素晴らしい激闘、
     心より感謝する。

ナコルル:もう一つの決勝戦、そういっても過言ではない、素晴らしい試合を
      見せて頂きました! お二人に、心から健闘を称えたいと思います。
      しかし、アネルさん、まさか、このような結果になるとは・・・。

アネル:・・・そうだな。 非公式ではあるが、くしくも、3人の戦績は、全て同率。
     奴がこの場にいるならば、完全決着も付けられたのだが・・・。

ナコルル:・・・ともかく、孫策さんの健闘を今は心から祝福しましょう。

アネル:・・・ああ。 (オーガスト・・・!)

大歓声に沸く、会場の中、今も行方がしれぬ者を歯がゆく思いつつ、
アネルは静かに拳を握るのだった。


【選手控室】

大歓声を遠く聞きつつ、ブロッサムは静かに胸の前で手を合わせる。
緊張を抑えようとすればするほど、なんだか胸の動悸が激しくなる。

(ど・・・、どうしましょう、あ、足の震えが、と、止まりません・・・!)

相手は、伝説の超忍者。
緊張するなというのが、無理だった。

・・・と、ふいに脇腹をくすぐられる。

ブロッサム:え・・・、ちょ、ま、まって、待って下さい~!!
       あ、あはは! あはははは!!

大笑いするブロッサム。

マリン:なぁ~に? 緊張してるの、ブロッサム?
     そんな、弱虫は、こうしてやる~!

ブロッサム:あはは! や、やめてぇ~~!!!
       わ、分かりました! 分かりましたからぁ~!!

涙目になるブロッサムにマリンは静かに話す。

マリン:・・・もう! 少しは自信を持ちなさい。 あなたは決勝進出者。
     誰もが認める実力を持ってるのよ!

サンシャイン:そうですよ、ブロッサム。 ここまで、キミは辛い戦いを、
        耐えに耐えて、勝ち上がってきた。 それは誇っていい事だ。

ブロッサム:サンシャイン・・・。 マリン・・・。

ムーンライト:・・・それにあなたは、一人じゃない。 これを見て・・・。

ムーンライトが大量のはがきをブロッサムに手渡す。

ブロッサム:こ・・・、これは?

ムーンライト:あなた宛てに届いた世界中の子供達からのファンレターよ。
       皆、あなたの戦いに勇気づけられたって言っているわ・・・。

ブロッサム:あ・・・。

マリン:あなたは、一人で戦っている訳じゃない。 世界中のみんなが、
     あなたの戦いで、勇気を、希望をもらっているの! それにね・・・。

ブロッサムの手を握る3人。

3人:・・・私達は、いつでもあなたの傍にいる。 それを忘れないで・・・!

ブロッサム:・・・みなさん。 ・・・あはは、わ、私ってお馬鹿さんですよね!
       こんなにも、支えてくれている皆さんがいるのに。 ・・・もう大丈夫!
       私、皆さんの期待に応えられるよう、全力を尽くします!

ぐっと握り拳を作るブロッサム。
その瞳には、一滴の光が輝いていた。

【つづら杯決勝戦】

暗転する会場。
光り輝く電光掲示板。

画面いっぱいに映し出されるブロッサムと飛影。

選手紹介20

ナコルル:・・・今、二つの星が輝いています。 ある者は、己が為・・・、
      ある者は、人の為。 内に秘めし想いを光に変えて、光り輝く
      二つの恒星は、いかなる輝きを私達に示すのでしょうか?
      その奇跡の煌めき。 今、この場に顕現致します! それでは、
      登場して頂きましょう! 華麗なる二つ星。 大地に咲く一輪の
      花、名はキュアブロッサム!

赤き照明に照らされて、おなじみのBGMとともに、キュアブロッサムが
ステージへとせり上がってくる。

アネル:・・・そして、伝説をまとう一陣の疾風。 生きる伝説と化した
     超忍者がこの場に推参! 遠き者は音に聞け。 近きものは目にも
     見よ! これが伝説! これが真の忍だ! 忍者戦士飛影!!

アネルの声と共に、蒼き照明に照らされて、飛影がいつものポーズで、
せり上がってくる。
もちろん、BGMはあの曲だ。

並び立つ二人。
一時は、動揺したブロッサムだったが、今や戦うものとしての風格を
その身にまとっていた。

ブロッサム:・・・飛影さん。 私、精一杯戦います! 私の想いをこの拳に!
       尋常に勝負です!!

飛影:・・・・・・・・・・・・・・・。

何も語らぬ飛影であったが、発せられる闘気は普段とは比べ物にならぬ
本気のものだった。

ナコルル:それでは、試合・・・開始です!!

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アネル:試合序盤、神速の跳躍からマキビシランチャーを放出する飛影。
     しかし、ブロッサムも負けじとブロッキングでこれに応戦。 必死に
     反撃の機会を伺う。 だが、飛影は変幻自在の動きから反転、
     裏回りからの投げを決めると、そのまま分身殺法に移行、追撃まで
     しっかりと決め、早くも1ラウンドをもぎ取る。 迎えた2ラウンド目、
     ブロッサムは一瞬の反撃に転ずるも、繰り出す全ての攻撃を飛影に
     避けられてしまう。 ゲージを貯める事さえままならないまま、徐々に
     体力を失っていくブロッサム。  渾身の想いを込めた一撃を放つも、
     無情にもカウンターをくらい、そのまま飛影の弾幕の前にKOされて
     しまった。

ナコルル:あ・・・。

アネル:・・・決勝、というにはあまりにもあっけない幕切れだったな。 だが、
     その内容は、生と死の狭間、ぎりぎりの攻防だった事を忘れてはならない。
     知ってのとおり、飛影はオワタ式。 一撃でも喰らえば、あっというまに
     決着がついてしまう。 ましてや、相手は堅牢なる要塞、ブロッサムだ・・・。
     ちょっとした攻撃のミスが、そのままKOへと繋がる。 その緊張、難しさ
     分からぬでもないだろう。 相手の長所を封じつつ、自分の力を発揮する。
     まさに、忍者の極意を見せつけられた試合だった。

ナコルル:そ、そうですね・・・。 あまりに一方的な試合だったので、オワタ式だと
      いう事をすっかり忘れてしまっていました。 運命の一戦を制したのは・・・、
      伝説の忍者戦士飛影さんです!!! 皆さん、盛大な拍手を・・・!!

鳴り止まぬ拍手の嵐と大歓声に沸く、試合会場。
長きに渡る試合を制し、全ての選手の頂点に立ったのは、多くのハンデを背負った
飛影だった・・・。

本戦トーナメント表

to be continued・・・
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| mugen(大会・etc) | 23:55 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

キュアブロッサムが優勝

プリキュア組手杯という小規模リーグ戦で、つづら氏AIのキュアブロッサムが好成績で優勝してましたよw ビーム杯のハッピーに続き、すごいですね~

| プリキュア好き | 2015/06/28 13:21 | URL |

Re: キュアブロッサムが優勝

プリキュア好きさん、こんにちは。
お返事が遅くなって申し訳ありません・・・。(汗)
お祝いの言葉、ありがとうございます♪

ハッピーに続き、ブロッサムも・・・!
プリキュア・・・という言葉に惹かれて、こっそり見ていましたが、
ブロッサム、本当に頑張っていましたね~。(嬉)

つづら杯でも好成績を収めるなど、基本性能の高さが本当に
素晴らしいです。
(ハッピーも基本的な部分は同じなんですが・・・あれ?)

こほん!
・・・と、ともかく、コメントありがとうございました。
今後も調整を重ねて、さらに完成度を上げていきたいと思いますので、
よろしくお願いします。

| つづら | 2015/08/26 19:27 | URL | >> EDIT

プリキュア勢として新たにキュアフローラが参戦してましたね~ デフォのものはあまりコンボをしないAIみたいなんで、つづらさんにコンボするキュアフローラAIを作ってほしいなーと思っていますw

| | 2015/10/04 19:58 | URL |

名無しさん、こんにちは。
キュアフローラ参戦しましたね~。

最近は、プリキュア勢もたくさん増えてきて、ファンである私も嬉しい限りです♪
現状、他のAI作成で手一杯になってしまっているので(汗)、なかなか
手は出せませんが、機会があったらこっそり作ってみたいと思います。
(あ・・・、ブラックとホワイトのAI完成させないと。汗)

ではでは、コメントありがとうございました。

| つづら | 2015/11/01 13:02 | URL | >> EDIT















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