ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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つづら杯本戦トーナメント準決勝

こんにちは、管理人のつづらです。

予想以上に長かった本大会も、いよいよ準決勝。
激戦を制し、勝ち残ってきた4人が、ついに激突します。

それぞれの想いを胸に拳を交える者たちは、どんな軌跡を
リングに刻むのか・・・。

熱戦・・・、ご期待下さい。

一発撮りにも関わらず、奇跡的な試合展開となりました♪
名シーンが多すぎて、SSが・・・、SSがぁ~!><;



【会場奥通路】

弱々しい足音が通路に木霊する。
一歩一歩、踏みしめるかのように静かに、それでも前へと進む。

遠くからは、未だ歓声の上がる音が聞こえてくる。
さっきまで自分がそこに立っていた事さえ、おぼろげとなってくる。

暗い通路を進むのは、リムルルだった。

あの時・・・、姉、ナコルルに助けられた後の記憶は、とぎれとぎれだ。
自分が何故、試合会場に向かい、そして、今通路を歩いているのかさえ、
おぼろげにしか、覚えていない・・・。

身体から、徐々に力が失われていく。
それでも、リムルルは前へ前へと歩き続けた。

リムルル:・・・・・・・・・・・・っ。

虚空に手を伸ばす。
あの懐かしい姉の・・・、ナコルルの優しい笑顔が脳裏に浮かぶ。

今はただ、姉の顔を一目だけでも見たかった。

不意に、空間が歪み、一人の人間が目の前に姿を現す。

リムルル:・・・・・・・・・・・・!

オーガスト:・・・・・・・・・・・・・・・。

刹那、止まる時間。

オーガスト:・・・夢はもう終わりよ。 あなたは、じきに消える。
       それこそ、何も残さずにね・・・。

オーガストの言葉を聞いてか聞かずか、なおも歩みを進めるリムルル。

オーガスト:・・・あなたの最後の試合。 ナコルルは見てくれたの?
       いくら歓声が沸き起ころうが、肝心の人が見てくれないんじゃ、
       意味が無いわよね・・・。

無言のまま、歩き続けるリムルル。
確かに、最後の試合、ナコルルはその場にいなかった。
だが・・・。

オーガスト:・・・ナコルルも報われないわね。 あんなに一生懸命、あなたを
       助けてくれたのに、こんなあっけなく負けちゃうなんて。

リムルルの動きが一瞬止まる。

オーガスト:・・・結局、あなたはナコルルの【重荷】にはなっても、けっして
       【希望】になんてなれないのよ。

唇を噛み締めるリムルル。
それは誰よりもリムルル自身が分かっていた。

オーガスト:・・・あなたがやろうとしていた事は、全てが無駄。 何も伝わらないし、
       何も変わらない。 ただの茶番よ・・・。

押し殺していた感情が逆流する・・・!
オーガストに斬りかかろうとするリムルルだったが、自分の手を見て愕然とする。

ソンザイガキエカケテイル・・・。

オーガスト:・・・どうやら、もうタイムリミットみたいね。 あなたは消える。
       二度とナコルルに会うことなくね・・・。

力なく、へたり込むリムルル。
姉に二度と会えなくなる不安と恐怖に、泣き崩れた。
そっと背後に回り込むオーガスト。

オーガスト:・・・苦しいよねぇ、大事な人に会えなくなるのって。
       でも・・・、私なら、ナコルルに会わせてあげられるわ。
       そう・・・、私ならね。 くすっ♪

すがるような目つきのリムルルに目をやりつつ、オーガストは含みを持った
笑みを浮かべる。

オーガスト:心配いらないわ・・・。 もうすぐ、もうすぐ全てが終わる。
       それまで・・・眠るといいわ。 籠の中で・・・。

オーガストが手をかざすと、リムルルの周囲を闇が包み込む。
静かに意識を失うリムルル。
通路には、静寂のみが残っていた。



【メディカルセンター治療室】

ナコルル:リムルル・・・!

不意に、声を上げ目を覚ますナコルル。
傍には、アネルを始め、ハガネやリアフィーユ達が集まっていた。

ナコルル:あ・・・。

アネル:・・・気が付いたか、ナコルル。 なかなか目を覚まさないから
     心配したぞ。 まったく無茶をする。

ナコルル:す、すみません・・・。 あ、あの・・・、た、大会は・・・?

アネル:・・・心配するな、ちょうどサバイバル戦が終わった所だ。

ナコルル:そ、そうですか・・・。 あの・・・、リムルルは?

リアフィーユ:あ・・・。

ナコルルの質問に、顔を曇らせる面々。

アネル:すまん・・・、結局あの後、リムルルは負けてしまったんだ。

ナコルル:そう・・・ですか。 あ、でも、気にしないで下さい。
      あの子は、精一杯戦った筈ですから・・・。

アネル:そうか・・・。

しばしの沈黙。

ナコルル:・・・これまで、あの子の戦う姿をずっと見てきました。
      あの子の一挙手一投足全てを・・・。

アネル:・・・・・・・・・・・・・・・。

ナコルル:・・・いつでも、あの子は一生懸命でした。  想いの違いはあれど、
      いつでもまっすぐに、まっすぐに行動していました。

アネル:・・・・・・・・・・・・・・・。

ナコルル:あの子の心に触れて、分かったんです・・・。 あの子の心にあったのは、
      怒りや憎しみといった負の感情。 でも、その負の感情の大部分を
      占めていたのは、【悲しみ】でした。 ・・・きっとあの子は、【今の】私に
      何かを伝えたくて、この大会に出場したのでしょうね。

アネル:・・・ああ、そうだ。 確かにリムルルは【お前に】逢うために、この大会に
     出場した。 
      
それまで黙っていたアネルが口を開く。

アネル:・・・どうやら、全てを話す時が来たようだな。 聞いてほしい、あの子の
     真実を。

アネルは、静かに語り始めた。


【つづら杯準決勝OP】

選手紹介19

会場へと詰めかけた沢山の観客。
試合会場は、前日以上の盛り上がりを見せ、今や遅しと開始のゴングを
待ちわびていた。

ナコルル:・・・お集まりの皆さん、ようこそ、この戦いの舞台へ。
      今宵、ついにトーナメントを勝ち抜いた4名が激突致します!
      其は人の為、其は己の為・・・。 様々な想いを胸に抱き、
      リングへと赴く者達は、どんな戦いを私達に見せてくれるので
      しょうか? それでは、選手紹介です!!

沸き起こる歓声。

アネル:では、出場選手を紹介しよう。 まずは、青龍が門より出る者。
     天下無双の剛拳! 小覇王、孫策伯符!

青い照明に照らされて、会場東の【青龍の門】より孫策伯符が現れる。
満面笑みで片腕を掲げる孫策の姿に、会場の一面から大轟音が鳴り響く。

アネル:・・・続いて登場するは、白虎が門。 沈黙の忍者マスター、
     忍者戦士飛影!

白い照明に照らされて、会場西の【白虎の門】より飛影が現れる。
無言のまま、両腕を組んで佇む飛影の姿に、会場の一面から、
地鳴りのような歓声と怨嗟の声が響く。

アネル:朱雀の門より登場するは、心に咲く一輪の華麗な花、
     ハートキャッチ、キュアブロッサム!

赤い照明に照らされて、会場南の【朱雀の門】よりキュアブロッサムが現れる。
少々照れ気味のブロッサムに対し、ドヤ顔で腕を組むマリン。
会場からは、ちびっ子達の熱い声援が送られた!

アネル:・・・玄武の門より、最後に登場するは、変幻自在のアーツマスター、
     フリージング、オーガスト!

緑の照明に照らされて、会場北の【玄武の門】よりオーガストが現れる。
帽子を目深に被った不敵な姿に、会場はとどまる事を知らぬ歓声が沸く。

ナコルル:・・・そして、忘れてはならぬのが、死のサバイバルを見事勝ち抜き、
      勝利の切符を手に入れた、この方! 蜀の姫将軍、星彩さんです!!

ナコルルの合図を元に、中央【麒麟の門】より、星彩が現れる。
槍を高々と掲げる星彩の姿に、銅鑼と大歓声が巻き起こる。

アネル:闘いは、この5名によって行われる。 どの選手も激戦を制してきた
     猛者ばかりだ。 素晴らしい戦いが予想されるだろう。 その試合、
     その目に焼き付けよ!

ナコルル:それでは、さっそく第1試合の開始です! 準決勝、第1試合は、
      飛影さんとオーガストさんの試合です!

【つづら杯準決勝第1試合】

ナコルル:皆さん、こんにちは。 司会のナコルルです。

アネル:・・・解説のアネルだ。

ナコルル:アネルさん、いよいよ準決勝の始まりですね。
      激戦を勝ち抜いてきただけに、強豪ぞろいだと思いますが、
      第1試合の見どころを教えて下さい。

アネル:うむ・・・。 かたや、数多の相手をその強大な力と変幻自在の技で、
     打ち破ってきたオーガスト。 如何なる場所からでも、連続技を
     狙う事が出来るのは大きな利点だ。 攻撃が当たれば、いかな
     飛影であろうと、ひとたまりもないだろう・・・。 対する飛影は、HP1
     という、大きなハンデを背負いつつも、神速の動きと必殺のカウンター
     で、勝利を掴んできた。 オーガストの強力な攻撃を掻い潜り、
     いかに攻撃を当てていけるかが勝負の分かれ目となるだろうな。
     一瞬たりとも見逃せない試合となるだろう。

ナコルル:アネルさん、ありがとうございました。 それでは、第1試合、
      まもなく開始です!!

リング上、対峙する二人。
どちらも一言も発しないが、幾重もの殺気が飛び交っていた。

オーガスト:ふふふ・・・、伝説の・・・超忍者か。
       いい・・・、いいわね。 全てを壊すその覇気。
       私を・・・、私を壊してちょうだい♪

飛影:・・・・・・・・・・・・・・・。

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アネル:試合開始と同時に、神速の踏込みから一閃を加える飛影。
     なんとか、反撃の糸口を探そうとするオーガストであったが、
     一度ペースを握られた状態での怒涛の攻撃に対処しきれず、
     1ラウンドを落としてしまう。 第2ラウンド、またしても飛影に
     先制を取られるオーガストだったが、一瞬の隙を見逃さず、
     超必殺技を叩き込む。 無数の斬撃が飛影を襲い、2ラウンド
     目を取り返した。 湧き上がる会場! 迎えた3ラウンド。
     互いに後のない攻防の中、オーガストの攻撃を掻い潜った
     飛影がついに、分身殺法を繰り出す! 何とか紙一重で踏ん
     張ったオーガストではあったが、追撃の斬撃を受け、ついに
     倒れてしまった。

ナコルル:あ、あの猛攻を掻い潜って、攻撃を当てるなんて・・・。
      す、すごい・・・。

アネル:うむ・・・、確かにすさまじい攻防だったな。 時間停止という奥の手が
     あるだけに、飛影の勝利も危ぶまれた部分があったが、全体的に、
     それを発動する余裕さえ、飛影が与えてくれなかった感がある。
     強力な攻撃が多いオーガストであったが、それすらも上回る回避力
     を見せつけてくれた様だ。 飛影を捉えた一撃。 そして、相手の
     攻撃を見切り続けた飛影。 この両名だったからこそ、実現出来た
     接戦だな。 いいものを見せてもらった。 今は素直にその健闘に
     拍手を送ろう。

ナコルル:解説ありがとうございます。 激戦を制し、決勝へと駒を進めたのは、
      飛影さんでした。 惜しくも負けてしまったオーガストさんでしたが、
      その変幻自在の攻撃と圧倒的な力・・・。 文字通り、骨の髄まで
      体験する事が出来ました。(汗) 願わくば、その力、良き方向へ
      向かいますように・・・。 そして、圧倒的ハンデにも負けず、勝利を
      手にされた飛影さん。 本当におめでとうございます! ぜひ、
      決勝戦も頑張って下さい。

アネル:・・・・・・・・・・・・・・・。
      
【つづら杯準決勝第2試合】

ナコルル:・・・続いて、準決勝第2試合です。
      栄えある試合に出場するお二人は、ご存知良い子のヒロイン、
      ハートキャッチプリキュア、キュアブロッサムさんと、破竹の剛拳、
      小覇王孫策伯符さんです! アネルさん、この試合の見どころを
      お願いします。

アネル:・・・そうだな。 まず、キュアブロッサム。 鉄壁の防御と必殺の一撃で
     多数の強敵を打ち倒してきた。 一撃一撃が重い孫策の攻撃をどれだけ
     的確に捌き、強力な一撃を叩き込めるかがポイントとなるだろう・・・。 
     対する孫策。 緊急回避というスキルを身に付けている事で、数多の
     コンボキャラを完封してきた。 相手を一気に押し込める強力な連続攻撃、
     火力・・・。 それらを駆使しつつ、いかにコンボを得意とするブロッサムの
     防御に風穴を開けられるかがポイントとなるだろうな。

ナコルル:なるほど・・・、お互いの強力な攻撃をいかに当てる事が出来るかどうかが、
      ポイントとなってくるのですね。 それでは、さっそく第2試合、開始です!
      お二人とも、頑張って下さいね!

リングの上、お互いのコーナーで開始のゴングを待つ二人。
少々緊張気味のブロッサムに対し、静かにストレッチをする孫策。

孫策:きみが、ぷりきゃあだね♪ 敵をフルボッコにする武闘派のヒロインが
    いる事、ずっと耳にしてた。 だから今、すっごいワクワクしてるんだ♪

キュアブロッサム:ぶ、武闘派だなんて、そんな・・・。
           と、ともかく、いい試合、しましょうね!

試合のゴングが高らかに鳴り響いた。

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アネル:1本目。 先制のブロッサムインパクトを皮切りに、孫策の攻撃を
     的確に防御し、カウンターを決めていくブロッサム。 対する孫策も、
     渾身の力を込め反撃するが、ブロッサムの鉄壁のシールドに阻まれて
     しまい、必殺のプリキュアフローラルパワーフォルテッシモを喰らい、
     ラウンドを落としてしまう。 続いて2本目、今度は孫策がブロッサムの
     不意を突き、壁際での超絶コンボを繰り出し、体力を一気に削る!
     あわや、このまま2本目を取るかに思われた・・・。 しかし、なんとか
     踏みとどまったブロッサムは、ここで堪忍袋の尾を発動! 失われた
     体力を回復しつつ、孫策の猛攻をしのぎ切る。 精神力を極限まで
     引き上げたブロッサムは、ついにプリキュアハートキャッチオーケストラ
     を発動!! 仲間の想いが一つになり、リング上に巨大な女王様が
     出現する! あっけにとられる孫策に打ち下ろされる巨大な鉄拳!
     接戦に決着をつけた。

ナコルル:あ・・・、あ・・・、あれがハートキャッチオーケストラ・・・!

アネル:う、うむ・・・。 私も初めて見たが、凄い技だな・・・。 ごほん!
     試合は、お互いの長所を如何なく発揮した本当に素晴らしいものだった。
     お互い、良く凌ぎ、そして、良く攻撃していた。 緊急回避というコンボ
     キャラ殺しの技を持つ孫策だったが、ブロッサムがカウンター主体の
     攻撃に切り替えた事で、相手の長所を生かす形になってしまったようだ。
     2本目の超絶なコンボは目を見張るものがあったが、ブロッサムの勝利へ
     賭ける想いが、それを上回ったようだ。 まさに、相手の力を引き出しつつ、
     それ以上の力で勝利を掴む…、真のヒロイン力を見る事が出来たな。

ナコルル:まさに、つづら杯名勝負数え歌ともいうべき、素晴らしい試合を見せて
      頂けました! お二人とも本当にありがとうございました。 孫策さんは
      残念ながら、ここで敗退となりますが、その素晴らしい身体能力、覇王の
      気質、存分に堪能させて頂きました! ありがとうございます。 そして、
      勝利したキュアブロッサムさん。 今日の戦いでも分かる通り、あなたの
      試合に、多くに人が励まされている事でしょう。 決勝戦も頑張って下さい!

アネル:・・・本日の試合はこれですべて終了だ。 次回は、決勝戦・・・の前に、3位
     決定戦を行う。 楽しみにしていてほしい。 では、次回まで、しばしの
     お別れだ。

ナコルル:本日の試合結果は、下の電光掲示板を見て下さいね。
      それでは、また来週♪

本戦トーナメント表
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