ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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本戦エントリー選手紹介5

こんにちは、管理人のつづらです。

今日は、3月3日ひな祭りですね♪
様々な場所で、記念のイベントも開催されていたようですが、
暖かい陽気にまったりとしてしまう、今日この頃です。(笑)

…実は、この日に公開しようと思っていたAIがあったりするのですが、
色々思う所があって、公開日を変更しました。(汗)

詳細は、公開日にお話するとして、今日は第5回の本戦選手紹介です。

本戦開始までに、なんとか全てのAIの調整も終わらせたいと思いますので、
今しばらく、お待ち下さいませ。

では。



【本戦会場控室】

ここは、本戦出場者の為に用意された控室。
当日は、本戦出場者が待機するために使用される予定の部屋だが、
本戦がまだ始まっていない現在は、使用する者はまだ無い。

あわただしく、本戦会場が設置される間、本戦が始まるまでの
仮の控室として、その一つがナコルル達にあてがわれていた。

…悲痛な面持ちで、両の手で腕を抱くナコルル。
良く見ると、身体は小刻みに震えていた。

アネル:…大丈夫か、ナコルル?

察したアネルが、心配そうに声をかける。

ナコルル:……………………。

アネル:…あんな話を聞かされた後だ、無理もない。
     もしも辛いなら、今日の進行は私が…。

その言葉を遮るようにナコルルが口を開く。

ナコルル:…いえ、大丈夫です。 ありがとう、アネルさん。
      ショックがない…、と言えば嘘になりますが、
      私自身、あの人に確かめたい事があるのです。

アネル:確かめたい事…?

ナコルル:はい…。

そうつぶやく、ナコルルの瞳には、決意の光があった。

アネル:…そうか。 なら、多くは言うまい。
     だが…。

アネルの言葉に、首を振るナコルル。

ナコルル:…大丈夫ですよ、アネルさん。 これでも、司会を任された身。
      お客さんに不安を与えるような事はしません…。

気丈に笑顔を見せるナコルル。
アネルは静かにうなずく。

ナコルル:そろそろ、時間ですね…! 私…、先に行ってますね!

ドアを開け、外へと向かうナコルル。
気丈に振る舞うその姿を見送りながら、アネルはつぶやく。

アネル:(強い娘だ…。 だが、私は…。)

アネルの右腕が、一瞬紅蓮の炎を纏う。
その拳を目の前で静かに握る。

アネル:……………………。
     司会とは、損な役回りだな…。

一人愚痴ると、アネルは会場へと足を踏み出した。



【本戦エントリー選手紹介5】

選手紹介14

ナコルル:こんにちは、司会のナコルルです。

アネル:…解説のアネルだ。

ナコルル:今日は、第5回目の本戦出場選手紹介を行いたいと思います。
      本日ご紹介するのは、Eブロックの激戦を制したオーガストさん…、
      そして、蘭丸さんのお二人です。

アネル:…Eブロックには、サーナイト・アリスという、攻撃、防御に長けた
     両選手がいたのだが、そんな二人を制して勝ち抜いたのが、この
     二人だ。 かたや、バリエーション豊かな技の数々を披露し、強力な
     力の片りんを見せつけて勝ち抜いたオーガスト。 旧式なシステムで
     ありながら、変幻自在の華麗な空中戦と、起死回生の必殺技を駆使
     して底力を見せた蘭丸…。 強敵を制しただけに、その実力は保証
     付きだ。 本戦での活躍が期待されるな…。

ナコルル:……………………。

アネル:…ナコルル?

ナコルル:あ…、はい! では、早速、一人目の予選通過者、オーガストさんに
      インタビューしてみたいと思います。 オーガストさん、どうぞ!

ナコルルの声が会場に木霊する。
しかし、呼べど叫べどオーガストは現れない。
ざわつき始める会場。

ナコルル:あ…。

アネル:(奴め…、どういうつもりだ…?)

困惑するナコルル達に、スタッフが何か紙を渡す。

ナコルル:…オーガストさんは諸事情で到着が遅れているようなので、
      まずは、蘭丸さんからご紹介します!

落胆とも取れる声が会場から漏れる。
突然のハプニングに戸惑うナコルルであったが、気を取り直して
蘭丸の紹介を始める。

ナコルル:そ、それでは蘭丸さん! どうぞ!

一陣の風と共に、会場に蘭丸が現れる。

蘭丸:よろしくね♪

ナコルル:あ、はい! よろしくお願いします。 …蘭丸さんは、強者ひしめく
      Eブロックを見事に突破されたわけですが、戦ってみてどうでしたか?

蘭丸:う~ん、そうね。 激戦区というだけあって、本当にみんな強い人達ばかり
    だったわ。 私も何度かくじけそうになった事もあるけど、最後まで諦めずに
    勝利を信じた結果がここに繋がったと思うの。 次やればどうなるかは、
    分からないけど、やっぱり、想いは未来を掴むのね!

ナコルル:なるほど、蘭丸さんの強い想いが勝利を呼び寄せたのですね。
      そういえば、試合での縦横無尽な空中殺法がとても印象的でしたが、
      やはり、あれは忍術の一種なのですか?

蘭丸:あ、あれね? 確かに色々と参考にした部分はあるけれど、ほとんどが
    私独自で開発した技なのよ。 一部の超必殺技は無限界で戦うために
    師匠でもある、にゃん☆鬼龍様に教えてもらった技なんだけどね♪

ナコルル:そ、そうなのですか? ここ一番に発動していた技の数々も
      努力の賜物で身に付けたものなのですね。

蘭丸:ん~、まあね。 それもこれも、ある人との約束を守る為に身に付けたもの
    なんだけどね…///

ナコルル:約束…?

蘭丸:あ、え、え~とね。 私…、実は、幼い頃に結婚を約束した人がいるの。
    そ、それでね、その人がこの大会で優勝する事が出来たら、考えても
    いいって…。

ナコルル:まあ! それは、おめでとうございます!! これは、是が非でも
      負けられませんね! 影ながら、応援していますよ!!

蘭丸:ん…、ありがと! 強い人達が本戦でも沢山いると思うけど、私も夢に
    向かって頑張るわ! 会場のみんなも、応援よろしくね!

蘭丸の言葉に、会場から暖かい声援が送られる。

だが、次の瞬間…!

不意に、会場中央の空間が圧縮したかと思うと、異音と共に、
オーガストが時空を超えて、その姿を現した。

ナコルル&アネル:…!?

威圧される会場。
誰一人として声を出すものはいない。

アネル:オーガスト…!

ナコルル:あ…。

オーガスト:あらあら…、まるで仇を見るような目だね♪ くすっ。
       今日は、インタビューとかいうのがあると聞いて、
       わざわざ来てやったんだけど…?

やれやれといった様子で、両手を横に肩をすくめるオーガスト。

アネル:……………………。

オーガスト:…インタビューとやらはしないのかい。
       ま、私はどっちでもいいけどね…。

ナコルルを横目で見つつ、話しかけるオーガスト。
一瞬躊躇するナコルルだったが、蘭丸に一礼をし、すぐに進行を再開する。

ナコルル:…まずは本戦出場、おめでとうございます。
      
オーガスト:くす…。 ありがと♪

ナコルル:…オーガストさんは、その強力なお力を発揮し、激戦と言われた
      Eブロックを制されましたが、予選を戦ってみて、どうでしたか?

オーガスト:…別に、激戦という程でもなかったけどね♪ まあ、私も大分力を
       抑えていたから、熱戦っぽくは演出出来たかしら? くす…。

ナコルル:……………………。
      強力なコンビネーションも印象的でしたが、あれもオーガストさんの
      お力の一つなのでしょうか…?

オーガスト:…ああ、あれね。 詳しくは言えないけど、私の特技の一つ『結界生成
       (ルームデバイス)システム』を用いた連続技なんだ♪ そこの解説員の
       解説にもあったけど、この技を使用する事で、様々なキャンセルコンボを
       繰り出す事が可能になってる。 まあ、本気でやったら10割コンボなんて
       余裕で出来ちゃうけど、それじゃ面白くないからね♪ あえて、1コンボ
       1必殺技っていう、縛りを付けてるのさ。

ナコルル:…あえて、ご自分でハンデを付けられるとは、凄いですね。
      本戦では、更なる強豪が立ち塞がるかと思いますが、あなたは
      その強大な力を使って、何をなそうとしているのですか?

アネル:!? ナコルル…?

ナコルルの意向が変わってきたのをアネルは見逃さない。

オーガスト:…面白い事聞くんだね。 まあ、いいわ…。 しいて言うなら、
       大切なものを探しに来た…という所かしら?

ナコルル:大切なもの…? 一体それは…?

オーガスト:……………………。
       あなたには、関係のない事よ。

急にオーガストの雰囲気が一変した。
全身から、にじみ出る冷たい殺気。

ナコルル:あ………。

ナコルルは動けない。
空気が異様に重く、息が出来ない!
殺気に呑み込まれそうになるナコルルをかばうかの様に、
アネルがオーガストの前に立ちはだかる。

アネル:…………………。

オーガスト:くす…。 冗談よ♪ …そろそろ時間だから、私は行くわ。

オーガストは、肩をすぼめると、くるりと踵を返す。

オーガスト:あ…、言い忘れてたけど…。

アネル:!?

数歩歩いてから、思い出したようにオーガストはつぶやく。

オーガスト:『鍵』を大切にしな…。

アネル:…鍵…だと!? 一体何の…?

オーガスト:…と、おしゃべりが過ぎたわね。
       せいぜい気を付ける事ね。 くすっ。

アネルの問いを遮るかの様に、オーガストは空間のはざまに消えていった…。
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