ぷっぷく工房

mugenとゲームとイラストをまったりと綴るブログです。

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つづら杯決勝戦~迷宮編その13~

こんにちは、管理人のつづらです。

いよいよ、迷宮編も佳境、己が持つ全ての力を振るい、
それぞれが危機へと立ち向かいます。

キャス狐によって、もたらされた一瞬の勝機に、
己が力を叩き込むゾディアック!!

そして、絶体絶命の窮地の中、アネルを救う為に
ハガネに突きつけられた非情な選択とは・・・!?

ではでは、迷宮編スタートです!!



【結界深部・蒼の封印】

ハガネ:救う方法・・・!? それは、一体・・・?

小夜の言葉に、必死に聞き返すハガネ。
小夜は、一瞬の沈黙の後、言葉を続ける。

小夜:『・・・方法は確かにあります。 しかし、その方法は、あまりにも
    危険で、必ずしも成功するとは言いきれないものです・・・。』

ハガネ:構わない・・・!! 教えてくれ、小夜!!

さらに喰らいつくハガネ。

小夜:『・・・では、ハガネさん、あなたに問います。
    あなたは、ご友人であるアネルさんの為に、命を懸ける事が
    出来ますか・・・?』

一同:!?

その場にいた全員に動揺が走る。

命。
友を救う代価として、要求される己が命。
果たして何人が、その問いに応えられようか・・・?

ざわめく一同をよそに、ハガネは、静かに答える。

ハガネ:・・・もとより、覚悟の上さ。

アリーナ:ハガネ!?

ショーグン:ハガネ殿・・・!?

ハガネの決意を感じ、小夜は話を続ける。

小夜:『・・・分かりました、方法をお教えしましょう。 その方法とは、
    【導きの石】を用いて、あなたの霊体をアネルさんの元へと飛ばす
    事です。』

ハガネ:霊体を飛ばす・・・!? そ、そんな事が可能なのか・・・?

小夜:『はい・・・、しかし、今の傷付いたハガネさんの身体では、その
    術に耐え切れるかどうか・・・。 ましてや、そこは強力な結界内。
    万が一、術に成功したとしても、強力な力の奔流に流され、魂が
    霧散してしまうかもしれません・・・。 よくて、成功確率は・・・3割
    といったところでしょう。』

ハガネ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

小夜:『・・・【導きの石】が使えるのは一度きり。 術が成功してもしなくても、
    砕けて無くなってしまいます。 ・・・そして、それは、同時に、他の
    皆さんを見捨てる事にもなるのです。』

ハガネ:!?

小夜:『・・・知ってのとおり、【導きの石】は、結界内での道を指し示す唯一
    の道具。 それがなくなるという事は、そこにいる皆さんの結界から
    の帰還が、ほぼ不可能になるという事です。』

小夜の言葉と同時に映し出される、もう一つの映像。
そこには、巨大な化け物に襲われる飛竜子達の姿があった。

ハガネ:なっ・・・!?

小夜:『・・・そして現在、飛竜子さん達は、正体不明の強大な敵と戦闘を
    行っています。 おそらくは、今の戦力で勝つ事は不可能でしょう・・・。
    しかし、【導きの石】を使用すれば、結界を越えて、皆さんを合流
    させる事が可能かもしれません。』

ハガネ:・・・・・・・・・っ!!

小夜:『・・・ハガネさん、あなたは、どの【命】を選択しますか?』

小夜の非情な言葉に、ハガネは言葉が出なかった。



【本戦会場】

本戦会場では、キャス狐を交え、3つ巴の激しい争いが行われていた。

オーガスト:ちぃぃぃ~!!!

キャス狐:ほいっ! ほいっと・・・!

オーガストの放つ炎を魔力の炎によって打ち消すキャス狐。
同時に、アネルの炎からナコルルを守る事も忘れない。

オーガスト:ち、ちぃぃぃ~!! この女狐!! 似たような攻撃ばかり
       繰り出しやがって!!

キャス狐:ほほほほ! これぞ、我が108の奥義の一つ、千日手♪
      あなたの攻撃はぜ~んぶ、相殺しちゃいますよ~♪

キャス狐の参戦によって、攻撃に集中する余裕の出たゾディアックは、
徐々に、ゾディアックコピーを圧し始める。

ゾディアック:はあああああ~!!!

ゾディアックコピー:ぐ・・・!

ゾディアックの渾身の蹴りを受け、数メートル吹き飛ばされるゾディアックコピー。
反撃体勢に入ろうと身構えるも、突如、片膝を付き、苦しみだす。

オーガスト:ちっ、なにをやってるの!! ・・・まだいけるはずでしょ!!

ゾディアックコピー:・・・何者かが我が結界に侵入し、我が力を奪っている。

オーガスト:!?

ゾディアックコピー:・・・【魂石の力】、我へよこせ。

オーガスト:・・・まだよ、まだ、【契約】は終わっていない!!

ゾディアックコピー:・・・貴様。

言い争うゾディアックコピーとオーガスト。

ゾディアック:(むっ・・・、奴の力に陰りが・・・!)
        ・・・キャス狐とやら、しばし、ナコルルを頼めるか?

キャス狐:・・・へっ? そ、それは構いませんが、あの二人を相手に
      お一人で大丈夫ですか・・・?

ゾディアック:・・・心配には及ばぬ。 後顧の憂いさえなければ、一瞬で
        片は付けられる。 ・・・我が背中、そなたに預けるぞ、
        キャス狐。

ゾディアックの闘気がこれまで以上に膨れ上がる。

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オーガスト:!?

オーガストとゾディアックコピーが構えを取るよりも早く、ゾディアックは、
紫電の如く、突進する。

オーガスト:くそっ・・・!!!

あわてて、巨大な氷塊で迎撃するオーガストだったが、一瞬にして
ゾディアックは、ゾディアックコピーの背後へと回り込む。

ゾディアックコピー:何っ・・・!?

神速の動きは炎をまとい、ゾディアックコピーの動きを拘束する。

ゾディアック:遅い・・・! はああああ!!!

ザシュッ!!

ゾディアックの強烈な蹴りがさく裂する。

一撃、二撃、三撃!!

炎をまとった重い一撃は、空中高くゾディアックコピーを吹き飛ばす。

ゾディアック:まだだ・・・!

ゾディアックの身体が空を舞い、鮮やかな炎の輪を空中に描く。

ゴオオオオオオオ~~~~!!!!!

ゾディアックコピー:ぐあああああああ~~~~!!!!!!

衝撃により生じた激しい炎は、ゾディアックコピーを焼き尽くし、
一瞬にして、勝負を決するのだった。

to be continued・・・
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つづら杯決勝戦~迷宮編その12~

こんにちは、管理人のつづらです。

リアフィーユを発見したものの、立ちふさがる強大なる壁!!

そして、ハガネの目の前に現れた少女の目的とは・・・?

・・・余談ですが、分かりやすくするため、ハガネ、飛竜子のパートを
交互に描写していますが、時間軸的には、同時進行だと考えて下さい。

また、外部世界より、若干、結界内部の方が時間の進みが速いと
思って頂ければ幸いです。
(精神と時の部屋みたいなもの・・・。)

ではでは、迷宮編スタートです!!



【結界深淵入口付近】

結界深淵、ハガネは目の前に立つ少女をじっと見る。
風の如く現れた少女の姿に、一瞬だがナコルルの姿が重なる。

ハガネ:(・・・あれは、ナコ・・・ルル? いや・・・。)
     ・・・あんたは、一体!?

躊躇しつつも、質問を発するハガネ。
少しの沈黙の後、謎の少女は静かに答えた。

謎の少女:・・・私は、レラ。

ハガネ:レラ・・・か。 ・・・すまない、助かった。
     あたしは、ハガネ。 しかし、なんでこんな所に・・・?
     あんたも捕らわれた口か?

マーガレットの件もある、ハガネは慎重に探りを入れる。

レラ:・・・別に、ただ人を探していただけよ。
   あの影は、邪魔だったから倒しただけ・・・。
   あなたは、影じゃないみたいね・・・?

ハガネを値踏みするように、じっと見るレラ。
どうやら、ハガネと同じように、影かどうか見極めているらしい。

ハガネ:あ・・・、ああ。 とりあえず、お互い、敵じゃなさそうだな・・・。
     そういえば、人を探していると言っていたが・・・?

その言葉に、少し間を置いてから、レラは答える。

レラ:ええ・・・、リムルルという子を探しているの。
   あなたは、なにか知らない・・・?

全員:!?

レラの言葉に驚く一同。

それもそのはず、リムルルが死んだ事は、オーガストによって、
皆の知る所となっていたからだ。

ハガネ:ば、ばかな!? リムルルは、死んだはずじゃ・・・!

ハガネの言葉に、口に手を当てつつ、しばらく思案するレラ。

レラ:・・・いえ、リムルルは生きているわ。
   ・・・たしかに、気配はずっと弱くなっているけど、感じるの。
   あの子の気配を。

ハガネ:そんな・・・、それが本当なら、あいつの言った事は!?

動揺するハガネ達を余所に、レラは静かに話す。

レラ:・・・ともかく、あなたには感謝するわ。 あなたが、あの娘と
   戦って、邪魔な結界を破壊してくれたおかげで、リムルルの
   存在をさらに強く感じる事が出来た。

一瞬、マーガレットに目をやるレラ。

レラ:・・・それじゃ、行くわ。 もう会う事もないでしょうけど。

一人、先へ進もうとするレラ。
慌てて、ハガネが引き止める。

ハガネ:ま、待ってくれ!! ・・・リムルルは、ナコルルの大切な
     家族なんだ! 私達も一緒に探しにいく!!

レラは、一瞬、驚くような表情を見せたが、すぐに元の冷静な表情に
戻って、言った。

レラ:・・・そう。 いいわ、でも、私の邪魔だけはしないで・・・。

そうつぶやくと、レラはさっさと結界深部へと進み始める。
慌てて続く、ハガネ達一向。



【結界深淵】

結界深淵に入ると、異様な力の奔流が辺りを包んだ。
圧倒的な力の気配を感じながら、ハガネ達は、リムルルの姿を探す。

ハガネ:あれは・・・!?

レラ:!?

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深淵奥、力の奔流が最も渦巻く場所に、全身氷に包まれたリムルルの
姿があった。

急いで近寄る一同。

レラ:リムルル・・・。

氷に包まれたリムルルを見上げながら、レラが一瞬安堵の表情を見せる。

ハガネ:・・・よし、すぐに助け出さないと!!

急いで助け出そうとするハガネを制止するレラ。

レラ:いえ・・・、このままではリムルルは助けられない。
   この結界は、全ての外部干渉を拒絶する強力なもの。
   ・・・おそらく、通常の干渉は、無理ね。

氷の結界を見上げ、静かにつぶやくレラ。
傍でシクルゥが、低いうなり声をあげる。

ハガネ:そんな・・・。 それじゃ、どうやって助け出すんだ?
     ここまで来て、なにも出来ないっていうのか・・・?

唇をかみしめるハガネ。

レラ:・・・そうね。 なんなら、私とここで殺し合ってみる?
   返り血の一つでも浴びせれば、少しは状況変わるかも
   しれないわよ?

レラの目に非情な光が宿る。
一堂に緊張が走る。

レラ:・・・冗談よ。 ・・・とにかく、もう少し、この結界について
   調べる必要があるわね。

そういってレラは、結界周囲を調べ始めるのだった。



【結界深部・紅の封印】

ゴゴゴゴゴ・・・!!!

結界深部、邪気を吸収しつつ、アリスはその姿をみるみる変える。

飛竜子:アリス・・・!! くっ・・・、この気配は・・・!!

グラドリエル:いけません、飛竜子!!

グラドリエルが、その聖盾で衝撃波を防ぐ。

激しい閃光と衝撃が重なり、一気に収縮する。
そして、そこには一人の少女が姿を現した。

???:私ハ・・・、α-イヴ・・・。 始マリニシテ、終ワリヲ司ドルモノ・・・。

飛竜子:なっ・・・?

冷たき眼差しが、一同を凍らせる。
その圧倒的な力を、その場にいた誰もが感じていた。

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飛竜子:くっ・・・、やるしかないのか・・・!

その強大な力の奔流の直撃を受けながら、飛竜子はアリスだった
ものを睨みつける。

α-イブ:・・・弱キ者達ヨ、ソノ身ヲ呪イツツ、消エルガイイ!!
     現身ヨ・・・!!

ブゥゥ・・・ンン・・・!!!

α-イヴの召還に応じ、巨大な守護者が姿を現す。
雄叫びを上げながら、それは飛竜子達に襲いかかってきた。

飛竜子:はああああ~~~~!!!

守護者の一撃をかわしつつ、飛竜子はその巨躯に一撃を叩き込む。
しかし、その頑強すぎる身体は、ほとんどのダメージを通さない。

飛竜子:ちっ・・・!

α-イブ:・・・無駄ヨ、弱キ者。 イカナル攻撃モ私ニハ通用シナイ・・・!

返しの一撃をなんとかかわし、飛竜子は後方に飛びのく。

飛竜子:・・・ならば!!

今度は、α-イヴ本体を狙う。
しかし、その身体には全くの手ごたえがなかった。

飛竜子:くっ・・・! やはり、こちらを叩くしかないようだな。

冥王等、様々な敵を屠ってきた飛竜子だが、今回の敵には、同等、
いや、それ以上の圧倒的な力を感じていた・・・。

飛竜子:だが・・・、どんな巨大な敵にも、弱点は存在するはず!!

歴戦の勘が、守護者の弱点を感知する。

飛竜子:あれだ・・・!!

守護者胸部の中央に存在する宝玉。
飛竜子の目が煌めく。

飛竜子:あれだ・・・、あの宝玉を狙え、グラドリエル!!
     はあああああ~!!!!

掛け声と共に、斬りかかる飛竜子とグラドリエル。
その強力な斬撃に、守護者が叫びを上げる。

α-イヴ:ホウ・・・、面白イ。 抗ウトイウノ、コノ私ニ・・・!!
     ナラバ・・・ソノ目ニ焼キ付ケルガイイ、神ノ一撃ヲ・・・!!

α-イブが片手を掲げると、大地が悲鳴を上げ、一気に隆起する。
そして、起こる巨大な爆発。

ズゴォアアアアアア~~~~!!!!!

飛竜子:がはっ・・・!!!

宝玉の攻撃に集中していた飛竜子達は、死角から発せられた
強力な一撃に吹き飛ばされた。

α-イヴ:アハハハ・・・、無駄ヨ・・・! 全テハ無ニ帰スル・・・。
     ソノ身ヲ悔イテ、滅ビルガイイワ・・・!!

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つづら杯決勝戦~迷宮編その11~

こんにちは、管理人のつづらです。

飛竜子編続き、ハガネ編も終盤・・・。

ここからは、今までの伏線を回収しつつ、物語を一つの
線へと繋げていきます。

長い邂逅を経て、逢い見えるもの・・・それは・・・。

ではでは、スタートです!



【転送先の結界1】

激しい戦闘が行われた後、ハガネ達は、周囲を警戒しながら、
結界奥へと歩を進めていた。

すでに、幾度か影と接触し、深い瘴気の影響もあって、全員、
肉体的にも精神的にも限界が近づいていた・・・。

ハガネ:・・・ふう、一体、この結界はどこまで続いてるんだい?
     まるで、永遠に続いてるみたいじゃないか・・・たくっ。

ため息交じりに、ハガネがつぶやく。

アリーナ:あはは、もしかして、本当に無限に続いてたりして♪
      よくあるダンジョンの無限回廊・・・ってやつ?

ぞっとするような事をアリーナがつぶやく。

ハガネ:おいおい、冗談はやめてくれよ・・・。 目的地に着く前に、
     全滅なんてシャレにもなりゃしない・・・! ヴィオラ、なにか、
     変わった事はないかい・・・?

ハガネは、探索能力に一番秀でているヴィオラに、周囲の変化を
尋ねる。

ヴィオラ:・・・了解しました。 ソナーシステム起動・・・。 これより、
      周囲の調査を開始します。

ヴィオラは、ソナーで周囲の調査を開始する。

ヴィオラ:・・・!? 前方に小さな金属反応を検知。
      何かがあります。

ヴィオラの報告に、一同に緊張が走る。

ハガネ:一体、なんだい? 罠か、なにかかい・・・?

ヴィオラ:いえ・・・、どうやら装束品。 アクセサリーのようです。

ハガネ:!? これは・・・!

ハガネが目の前に落ちていたアクセサリーを拾い上げる。
それは、以前、アネルとハガネが、リアフィーユにプレゼントした
銀製のブローチだった。

ハガネ:これは・・・リアフィーユの!? 何故、このブローチがここに?
     ・・・まさか! ここに・・・!

ドクン・・・!

「!?」

ハガネが、リアフィーユのブローチを手に取った瞬間、周囲の大気が
急激に振動を開始した。

ヴィオラ:!! ・・・膨大なエネルギーを感知!!
      皆さん、お気を付け下さい!!

ハガネ:な、なんだ・・・! っ・・・! この感覚・・・!!

ハガネの脳裏に再生される、過去の記憶。

パキィ・・・・・・ッン!!

周囲の大気が一瞬固まったかと思った瞬間、それは一枚板の
硝子がはじけ飛ぶかの様に、粉々に飛び散った。

その直後!!

ズドドドドドド!!!

無数の投げナイフがハガネを襲う!!

ハガネ:!!

間一髪、連続バック転を行いながら、ハガネは後方に回避運動を取り、
その無数のナイフを回避する。

???:・・・うふふ、見つけた・・・見つけたよ!!

大気が一瞬で弾け、そこに禍々しいオーラをまとったマーガレットが
姿を現す。

ハガネ:・・・お前は、マーガレット・・・か!? くっ・・・!

ズキン・・・ッ。

激しい頭痛がハガネを襲う。
過去の様々な画像が、認識出来ない速さで、脳内でフラッシュバックを
起こす。

ハガネ:な・・・、なんだ・・・これは・・・!?
     き・・・記憶・・・!?

ショーグン:ハガネ殿、しっかりしろ!!

ハガネ:!!

身構えつつ、ハガネの横に立ち、一喝するショーグン。
刹那、現実に戻される。

マーガレット:・・・私達の・・・邪魔を・・・するなっ!!!

マーガレットの右手から、蒼い炎がほとばしり、ショーグンを弾き飛ばす。

ハガネ:ショーグン!! くっ・・・!

マーガレット:・・・さあ、殺し合いましょう・・・お姉ちゃん!!

マーガレットが指を弾くと、アリーナ達の前に無数の影が立ちふさがった。

アリーナ:!?

ショーグン:くっ・・・、妖共め!!

負傷しているらんまとリンを守る為、ショーグン達はその場を離れる事が
出来なかった。

ハガネ:・・・貴様!!

マーガレット:・・・これで、邪魔者はいない。 さあ・・・、死のワルツを
        心行くまで、踊りましょう・・・!!

ナイフを手に躍りかかってくるマーガレット。
もはや、選択肢はなかった。

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ハガネ:ちぃぃぃぃ・・・!!!

ハガネの投げナイフが宙を飛ぶ。
そのことごとくを、マーガレットは両手の武器を巧みに使いながら、
神速の速さで叩き落とす。

マーガレット:あははは!! もっと・・・もっとよ!!
        そんなんじゃ、殺し甲斐がないじゃない、お姉ちゃん!!
        もっと抵抗して見せて・・・!! ほら、ほらぁ~!!!

ハガネの攻撃を受け流しつつ、無数の斬撃を繰り出すマーガレット。

ハガネ:くっ・・・、狂ってやがる・・・! 正気にもどれ!!
     マーガレット!!

ハガネの必死の叫びも空しく、一向に戦闘をやめる気配を見せない
マーガレット。

ハガネ:・・・馬鹿野郎が。

ハガネの目に宿る鋭き光。
ハガネは一瞬で懐に飛び込むと、足を振り上げ、後方へ回転する。
その足先には、隠しナイフが飛び出していた。

シュバ・・・ッ!!

ナイフはマーガレットの頬を紙一重で切り裂き、うっすらと頬を朱に染める。

マーガレット:・・・うふふ。 今のはなかなか良かったわよ、お姉ちゃん。
        でも、それじゃ、まだまだダメ・・・。 殺す気なら、このぐらい
        しなきゃ・・!

その瞬間、マーガレットの姿が消える。
そして、次の瞬間、ハガネの懐に一瞬で飛び込んだマーガレットは、
怒涛の連撃を繰り出す。

マーガレット:ほら! ほら!! ほらぁ!!!

激しく燃え盛る蒼き炎。
その重き一撃が、次から次へとハガネに叩き込まれる。

強大な力で吹き飛ばされたハガネは、ピンボールの様に、空中を
弾き飛ばされ続けた。

ハガネ:ぐああああああ・・・!!

マーガレット:あははははは!!! これで、終わりよ!!

マーガレットが、懐に隠し持ったマスケット銃を抜き放ち、ハガネに
向けて撃ち放つ。

バキュッ・・・ン・・・!!

ショーグン:ハガネ殿・・・!!

鮮血が宙に舞う。

数十メートル吹き飛ばされ、そのまま地面に打ち付けられるハガネ。

マーガレット:くく・・・、ふふ・・・あはははは!! 終わり・・・?
        終わりなの・・・? なんてあっけないの・・・。
        こんな簡単に死んじゃうなんて・・・!
        まだ、エチュードさえ、終わってないのに・・・!!

身動きしないハガネを見下しながら、マーガレットは叫ぶ。
その身体からは、蒼い炎が煙の様に揺蕩う。

マーガレット:・・・つまらない。 こんなんじゃ、私の心は、
        満足しない・・・。 ダンスパートナーはどこ・・・!

ハガネ:まだ・・・だ。 まだ・・・終わらない。

マーガレット:!?

背を向けようとするマーガレットの傍らで、倒れたはずのハガネが
よろよろと立ち上がる。

満身創痍のボロボロの姿のハガネ。
しかし、その目は、絶望した目ではなかった。

マーガレット:まあ!! 嬉しい・・・!! まだまだ、私と殺し合って
        くれるのね、お姉ちゃん!!

狂気の笑みを浮かべるマーガレット。

ハガネ:・・・一つ、聞きたい。 何故・・・お前は、あたしを・・・殺そうとする?
     それに・・・姉、とは・・・なんだ? どうして・・・そう呼ぶ?

マーガレット:・・・うそ、知ってるくせに・・・!! 私は、お姉ちゃんを・・・、
        お姉ちゃん・・・? 何故・・・私は、姉を・・・ころ・・・す・・・?

喰いかかろうとしたマーガレットだったが、ハガネの質問に、思考が
定まらない。

マーガレット:・・・わから・・・ない。 私は・・・わたしは・・・。
        あ、ああ・・・ああああああ・・・!!!

ハガネ:・・・どうやら、これ以上は無駄なようだな。 悪いが、こんな所で、
     訳も分からないまま・・・お前に殺されてやる訳には・・・いかない。
     あたしを・・・待っている奴が・・・いるんでね・・・。

マーガレット:うるさい・・・!! うるさいい~!!!

めったやたらにナイフを振りかざすマーガレット。
しかし、激高し、目標の定まらないその攻撃は、全てが空しく空を斬る。

ハガネ:・・・これが、あたしの放つ、最後の攻撃だ・・・。
     もし・・・これが、外れたら、あんたの・・・好きなようにしな・・・。

その言葉に、マーガレットが、再び落ち着きを取り戻す。

マーガレット:!! ・・・うふふ、いいよ、受けて立つよ♪
        フィナーレと行きましょう、お姉ちゃん!!

向かい合う両者。

二人はほぼ同時に、攻撃のモーションに入る。
飛び交うナイフ。

ドスッ・・・!!

マーガレットのナイフがハガネの心臓を捉える。
その刹那!!

マーガレットの身体をいまだかつてない衝撃が襲う。
無数の斬撃が、その身体を切り刻み、そして、さく裂する無数の
爆発と豪炎。

奥義 【断絶する炎】・・・。

マーガレット:きゃあああああ・・・!!!

吹き飛び、倒れるマーガレット。

マーガレット:う・・・嘘。 こ、こんなはずは・・・。
        私の方が、早かったはず・・・なのに。

よろめきながら、ハガネを見上げるマーガレット。

ハガネ:ああ・・・、たしかにお前のナイフは早かった・・・。
     でも、勝ったのはあたしだ・・・。

マーガレット:な・・・、何故・・・?

ハガネ:簡単な事だ・・・。 お前は、【次の】攻撃を考えた・・・。
     だが、あたしは、お前に攻撃を命中させる事【だけ】を考えた・・・。
     その・・・差さ。

マーガレット:そ・・・、そんな・・・。 それに私のナイフは・・・、お姉ちゃんの
        心臓を・・・。

訴えるような目で見つめるマーガレット。
ハガネは、少し申し訳なさそうな顔で、マーガレットを見る。

ハガネ:あ、ああ・・・その事か。 たしかに、お前のナイフは、あたしの心臓を
     捕らえた・・・。 だけど・・・、こいつが・・・。

そう言って、ハガネは懐から、先ほど拾ったブローチを取り出した。

マーガレット:!?

ハガネ:このブローチが・・・、リアフィーユが・・・あたしを救ってくれた・・・。
     それだけさ・・・。

マーガレット:そん・・・な・・・。

そのまま、気を失うマーガレット。
死闘を制したのは、最後まで勝利を諦めず、運さえ味方に付けたハガネだった。



ハガネ:くっ・・・!

その場にガクリと膝を付くハガネ。

ハガネ:ちっ・・・、予想以上にダメージを喰っちまった。
     まだ、こんな所で・・・、はっ・・・!?

疲れ果てたハガネの頭上から、一匹の影が強襲する。
不意を突かれたハガネは、為す術がない。

襲い掛かるその凶刃・・・!!

ザシュ・・・ッ・・・!!

アリーナ:ハガネ・・・!!

ショーグン:ハガネ殿・・・!!

・・・だが、倒れたのはハガネではなく、影の方だった。

襲いくる影を一刀の元に切り伏せ、風の様にその場に現れたのは
一人の少女だった・・・。

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to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その10~

こんにちは、管理人のつづらです。

いよいよ、迷宮編も終盤・・・。
残された謎が、少しずつ明らかにされていきます。

ハガネは、飛竜子は、この迷宮から無事に脱出出来るのか?
深淵で待つもの・・・それは?

ではでは、飛竜子編スタートです!!




【転送先の結界2】

飛竜子:状況確認・・・、よし、今の所、周囲に異常は感じられないな。
     各自、体調の確認を急げ・・・。

戦闘後、周囲の哨戒に当たっていた飛竜子は、戻ってくると、
すぐさまメンバーの状況を確認していた。

飛竜子:・・・負傷しているのは、リナリーか。
     ルキア、サポートを頼むぞ。

ルキア:うむ、任せておけ。 ・・・それと。

言いかけて、ルキアが躊躇する。
視線の先には、泣きじゃくるアリスと光の姿があった。

アリス:・・・うっ、うっ、なんで? なんで、酷い事するの?
    私はただ、みんなと一緒に遊びたかっただけなのに・・・!

光:アリス・・・、ごめん。 でも、遊ぶためとはいえ、人を傷つける事は
  やっぱり良くないよ・・・。

アリス:だって・・・、死んでくれなきゃ、お友達になれないって、
    おじさんが言ってたもの! 私はただ、お友達が欲しかった
    だけなのに・・・! なのに・・・!

アリスの言葉に、衝撃が走る。
常軌を逸したその言葉に一同が固まる中、光はなおも言葉を続ける。

光:・・・そんな事をしなくても、友達は作れるよ、アリス。

アリス:うそ!! だって・・・! だって・・・! あっ・・・。

激しく否定するアリスを、光は優しく抱きしめる。

アリス:やっ・・・! はっ、離して・・・!

激しく抵抗するアリスだったが、光は、なおも抱きしめ続けた。

光:・・・大丈夫。 誰も、アリスを傷付けたりしない・・・。

アリス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

アリスは、光の背中を肩越しに見た。
光の背中には、先程の戦闘でアリスが付けた無数の傷が
痛々しく残っていた。

光:・・・聞いてほしいんだ、アリス。 相手を傷つけたり、命を
  奪ったりしても、友達になんかなれないよ。 そんな事したら、
  みんな、どんどん離れていってしまう・・・。 いつまでたっても、
  ずっと一人っきりのままだ・・・。

アリス:・・・でも。

光:・・・アリスは、死んだ人なら、友達になれるって言ったね?
  でも・・・、人間は、死んだら・・・、それで終わりなんだ・・・。
  仲良しになれるどころか、その人とは、二度と友達になんか、
  なれないんだ。 ・・・アリスは、それでいいの?

アリス:・・・やだ、そんなの。 一人は、嫌ぁ・・・。

首を横に振るアリス。

光:・・・じゃあ、今とは別のやり方を考えなきゃ。 

アリス:・・・で、でも、どうすればいいか、私・・・、分からないよ・・・?
    他の方法なんて、私・・・。

不安で顔が曇るアリス。
その姿は、やけに小さく見えた。

光:・・・大丈夫、一緒に探そう!
  アリスの友達を見つける別の方法を・・・!!

アリス:!?

すっと立ち上がりつつ、言葉を続ける光。
光の言葉に、アリスは、戸惑いの表情を浮かべる。

そんなアリスの目の前に、差し出される光の手。

光:・・・友達になろう、アリス。
  最初の友達に、私がなるよ!!

アリス:!?

ぽとっ・・・。

アリスの目から、先程とは違う涙がこぼれ出た。
次から次に、零れ落ちる雫。

制御出来ない、その不思議な感情に戸惑いながらも、アリスの心は、
温かい何かで満たされていくのだった。

アリス:あれ・・・? あれ・・・? おかしいな・・・?
    私、涙が止まらないの。 それに、泣いてるのに、
    ぜんぜん、嫌な気持ちじゃないの・・・。
    私、おかしくなっちゃったのかな・・・?

光:・・・そんな事ない、そんな事ないよ。 だって、
  私も、こんなに嬉しいもの!!

もう一度、アリスにぎゅっと抱きつく光。
その目には、一粒の涙が光っていた。

飛竜子:・・・我々の出番は、必要なかったようだな。

ルキア:うむ。 さすがは、魔法騎士。 いや・・・、そうではないな、
     あれが【光】という人間のすごさなのだろうな。 我々では、
     嫌悪感しか抱かなかった、あの状況でも、希望を忘れず、
     手を差し伸べる・・・。 まったく、大したものだ。

感心するルキア。

飛竜子:・・・それはそうと、アリス、お前に聞きたい事がある。
     お前は、この結界に取り込まれたというのに、影になる事なく、
     自分の意思で行動していた。 一体、どういう事なんだ?

アリス:・・・う~ん、よく分からない。 でも、なんだか、力が
    湧き上がってくるのは感じたよ?

飛竜子:そうか・・・。 闇の眷属である、お前のような者には、
     この結界は、力を与えるという事なのか・・・?

一人、物思いにふける飛竜子。
代わりに光が、アリスに問いかける。

光:そうだ、アリス! 君は、この結界内で自由に動いていたん
  だよね? なにか変わった事や、囚われていた人とか、
  見かけなかった・・・?

光の問いに、アリスは少し考えてから答える。

アリス:・・・そういえば、この奥で、きれいな氷に閉じ込められた
    女の人を見かけたよ? 声をかけても、返事がなかったから、
    そのまま、おいてきちゃったけど。

光:!?

飛竜子:ビンゴだな・・・。 よし、皆、これからそこへ向かうぞ。
     案内してくれ、アリス。

アリス:う、うん、分かった。 こっちだよ、ついてきて!

アリスに導かれ、飛竜子達は、結界深淵へと向かうのだった。

【結界深淵】

ゴゴ・・・ゴ・・・。

飛竜子達が結界奥へと辿りつくと、周囲の気配が急激に変わった。
今までの有機的な気配はなりをひそめ、凝縮された力の奔流が
辺りを包み込んだ。

飛竜子:ここが・・・結界深部か。

光:見て・・・! あそこになにかある!!

飛竜子:むっ・・・!

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光が指差す方向を見ると、そこには、巨大な氷の結晶に
閉じ込められたリアフィーユの姿があった。

ルキア:・・・これは!?

ふぶき:リアフィーユちゃん!! しっかりして、リアフィーユちゃん!!

各々が必死に声をかけるも、リアフィーユの反応はなかった。

シーナ:・・・し、死んじゃったの? リアフィーユは!?

ルキア:いや・・・、そうではない。 おそらく、これは封印の一種。
     誰の仕業かは分からぬが、力を全て封じられ、眠りについて
     いる状態だ・・・。 しかも、これはだいぶ強力な封印術。
     今のリアフィーユには、外部からの干渉は不可能だろう・・・。

ふぶき:そんな・・・! それじゃ、リアフィーユちゃんを助ける事は
     出来ないの!?

ルキア:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

飛竜子:・・・ともかく、まずは周囲を調べるぞ。 ルキアは、もう少し、
     この封印について調べてくれ。 むっ・・・、誰だ!!

???:あらぁ・・・、さすがね~。 私の気配に気づくなんて。
     気を抜いていたら、その首掻っ切ってあげたのに・・・♪

愛刀サイファーを抜き放つ飛竜子。
前方の瘴気が渦をなし、一人の人影が姿を現した。

ブラッドレイン:うふふ。 悪いけど、あなた達の冒険は、ここで終わり。
         みんな仲良く、あの世に旅立つ事になるわ・・・。

飛竜子:・・・封印を守る門番というわけか。

ブラッドレイン:門番・・・ねぇ? くすっ、まあいいわ、どっちにしろ、
         あなた達は、ここで死ぬんだもの。

飛竜子:・・・見たところ、貴様も闇に囚われた口か・・・。
     あえて聞こう、何故、こんな戯事に手を貸す・・・?

ブラッドレイン:そうねぇ~、しいて言うなら、私の目的を果たすため?
         ・・・かしら? 目的の為には、あなた達が邪魔なのよ。
         ・・・と、おしゃべりが過ぎたわね。 出てきなさい、
         サーナイト!

ブラッドレインが叫ぶと、その傍らに漆黒のサーナイトが現れた。
異様な邪気を発するその姿は、明らかに普段の姿からは、
かけ離れたものになっていた。

ふぶき:サーナイトちゃん!? サーナイトちゃんに何をしたの!!

ふぶきが、前へと進み出る。

ブラッドレイン:別に~、あたしのポケモンをあたしがどう扱おうが、
         あなたには、関係ないでしょう~? こいつは、
         ただの下僕よ♪

ふぶき:違うよ・・・。 ポケモンは、心から信頼出来るパートナー、
     友達なんだ。 あなたの考えは、絶対に間違ってる!!

ブラッドレイン:信頼・・・? 友達・・・? ゲームしか、とりえのない奴が
         よく言うわね。 いいわ・・・、じゃあ、あなたから、始末して
         あげる♪ やってしまいなさい、サーナイト!!

光:あぶない!!

影サーナイトの放つエネルギー弾を発した炎で相殺する光。

ふぶき:光さん・・・。

光:・・・私も一緒に戦うよ。 ポケモンの事は、よく知らないけど、
  仲間を大切にするその気持ちは、私にも分かる!!

アリス:お、お姉ちゃん・・・!!

光:!? ・・・大丈夫、私は絶対、負けたりなんかしない・・・!!

心配するアリスに、笑顔を返す光。

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戦闘開始と同時に、突っ込んでいくふぶき。
ブラッドレインの大振りの攻撃は、全てかわされていた。

ブラッドレイン:・・・弱いくせに、よく避けるわね♪
         なら、これならどう?

ブラッドレインの合図とともに、サーナイトが念力で周囲に弾幕を
浮かべる。

ふぶき:くっ・・・!

ブラッドレイン:あはは、これで、容易に動けないでしょ♪
         これでもくらいなさい!!

振り下ろされるブレードの一撃。

光:させない!!

刹那、光の当身がブレードを捕らえた。
返しの一撃で、ブラッドレインを切り裂く光。

ブラッドレイン:ちっ・・・、やるわね!

光:そこだ!! 炎の・・・矢ぁ~~~!!!

よろめくブラッドレインに放たれる炎の矢。

ドゴォォォ~~~ン!!

・・・だが、その直撃を受けたのは、サーナイトだった。

ふぶき:・・・ひどい、なんて事を!!

ブラッドレイン:・・・戦いの最中になに、甘い事言ってるの?
         これが、本来のポケモンの使い方よ?

ふぶき:違う・・・、絶対に違う!!

激高するふぶきは、ブラッドレインに猛然と飛びかかる。

ブラッドレイン:甘い!!

その攻撃に合わせるように、ブラッドレインは攻撃を重ねる。
さらに影サーナイトも、その後方から、飛び道具で狙い撃つ。

光:危ない・・・!!

とっさにふぶきの前に出る光。

さしもの当身も、飛び道具には効果がなく、怒涛の攻撃が光を襲う。

光:ああああ・・・!!

ふぶき:光さん!! くっ・・・!! チェリー・オブ・タイフーン!!!

必死にカウンターの一撃を浴びせるふぶきだったが、その間に
ゲージを溜めていたサーナイトが、花びらの舞を連続発動。
光達の体力を一気に削る。

なんとか、食い下がるふぶきだったが、影サーナイトの念力で
動きを封じられた所をブラッドレインの一撃が襲いかかった。

ふぶき:サー・・・ナイトちゃん・・・。

激しく吹き飛ばされるふぶき。
吹き飛ぶふぶきを空中で抱きとめ、着地する飛竜子。

飛竜子:・・・よく頑張ったな、ふぶき。

ふぶき:ごめんなさい・・・。 私、周りの事も考えず、突っ込んで
     しまって・・・。 なんとか、サーナイトちゃんだけでも、
     正気に戻してあげたかったけど、どう頑張っても・・・、
     勝てませんでした。

シーナ:ふぶきちゃん・・・。

ブラッドレイン:・・・あらぁ、勝てる気でいたなんて、驚きねぇ~♪
         所詮、弱い奴が、いくら頑張った所で、強者に勝つ事
         なんて出来ないのよ。 努力が無駄になっちゃったわね・・・、
         かわいそうに♪

薄ら笑いを浮かべるブラッドレイン。

シーナ:飛竜子さん・・・。

飛竜子:・・・どうした、シーナ?

シーナ:・・・私が戦ってもいいですか?

飛竜子:・・・シーナ?

シーナ:・・・なんだか、すごく腹が立ちました。 力が足りない事を
     指摘されるのはいい・・・。 でも、一生懸命、努力した事を
     馬鹿にされるのは、許せない!!

飛竜子:・・・奇遇だな。 私もなんだか、身体を動かしたい気分だ。

ブラッドレイン達を睨みつつ、戦闘態勢に入る二人。

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ブラッドレイン:・・・減らず口ばっかりね~。 もう、うんざりだわ・・・。
         やってしまいなさい、サーナイト!!

ブラッドレインの号令で、影サーナイトが突進する。
その身体が急激に回転し、シーナを切り刻む。

ブラッドレイン:あはは♪ そらそら、さっさとやられちゃいなさい。

飛竜子:・・・どこを見ている。

ブラッドレイン:なっ・・・!?

一瞬で背後に回った飛竜子は、手に持つサイファーを一気に振り払う。
上空高く舞い上がったブラッドレインに、怒涛の連撃が襲い掛かる。

ブラッドレイン:ああああ・・・!!!

飛竜子:やれ! シーナ!!

飛竜子の合図と同時に、シーナは渾身のレイジング・ストームを
解き放つ。

ブラッドレイン:くっ、お、おのれ~!!

必死に反撃に転じるも、神速の如く空を舞う飛竜子には、攻撃を
当てる事が出来なかった。

飛竜子:・・・とどめだ。

ブラッドレインの目前に、4人の飛竜子の残像が同時に突撃する。
ブラッドレインにその攻撃を防ぐ手立てはなかった。

飛竜子:・・・残るは、こいつか。 むっ・・・!?

主を失った影サーナイトは、声ならぬ声を高々と上げ、己の力を
解き放つ。

飛竜子:・・・この力は!?

シーナ:・・・とにかく、止めなきゃ!! 飛龍子さん、私が突破口を
     開きます。 たぁあああ~~!!

連続で飛び道具を放つシーナ。
しかし、そのことごとくを影サーナイトは、ブロッキングで弾き飛ばす。

シーナ:そ、そんな・・・!?

飛竜子:ちぃいい!!

空中に身を翻し、奇襲をかける飛竜子。
背後を捉えたその一撃が叩き込まれる刹那、影サーナイトの反撃が
飛竜子を襲う。

飛竜子:馬鹿な・・・、喰らい状態で何故、反撃出来る!?

秘められたる力を解き放った影サーナイトは、予想以上の防御能力を
発揮していた。

シーナ:それでも・・・、それでも、諦めない!!
     私達は、絶対に勝つんだぁ~~~~!!

シーナの想いを込めたレイジング・ストームがさく裂する。
その一撃は、サーナイトの邪気をふきとばし、決闘の幕を下ろすのだった。

倒れるブラッドレインを見下ろす飛竜子。

ブラッドレイン:・・・ふふ、うふふ・・・、あはははは!

飛竜子:!? ・・・なにがおかしい?

ブラッドレイン:・・・ここで、終わっていれば、楽だったのに♪
         本当の絶望が・・・始まる。

飛竜子:何・・・!?

アリス:お姉ちゃん・・・!! お姉ちゃん、しっかりして!!

倒れる光に駆け寄るアリス。
涙を浮かべ、必死に声をかけるアリスに、光は気丈な笑みを浮かべる。

光:あはは・・・、ごめん・・・ね。 大丈・・・夫。 すぐ治るから・・・。

そのまま気を失う光。

アリス:あ・・・、あ・・・。 いや・・・、いやぁ・・・!
    友達がいなくなるのは・・・、死んじゃうのは・・・いやぁ・・・!!

飛竜子:いかん・・・!! 落ち着け、アリス・・・!!

飛竜子が制止しようとしたのも束の間、アリスの周囲に異常な
邪気が集束する。

飛竜子:くっ・・・!!

邪気は一気にアリスを包み込み、うねりを上げて膨張し続けた。
螺旋の如くのたうつ、その邪気は、まるで大蛇の様にその身体に
絡みつき、そして、見る見るうちに、アリスの姿は異なる存在へと
変貌するのだった・・・。

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to be continued・・・

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つづら杯決勝戦~迷宮編その9~

こんにちは、管理人のつづらです。

長かった迷宮編も、いよいよ終盤。
あと少しで、迷宮編も終了となります・・・。

少しでも、臨場感を感じてもらおうと、動画verも毎回撮っていましたが、
ワンドライブにUPすると、何故かエラーを吐いて、再生出来ないという・・・。
(名シーン、一杯あったのですよ・・・。OTL)

・・・余談ですが、前回、救出したメンバーの能力は次の通り。

シーナbee

プーレ

アリス

マスターメイリン

各キャラ、タッグ戦時の状況を考えつつ、いろいろとそれっぽい能力を
考えておきましたが、出現する順番も運任せなので、空気キャラも
ちらほら・・・。(汗)

ともかく無事に、残りのメンバーを救出出来るといいのですが・・・。
(フラグやめ~。><)

ではでは、ハガネ編スタートです。



【転送先の結界1-2】

ヴィオラ:・・・再起動完了。 システム、オールグリーン。

綾波:・・・ここは?

救出した二人が意識を取り戻す。

ハガネ:・・・なんとか、無事みたいだね。 それにしても、あんた達の
     コピーは、ものすごい強さだったよ・・・。

綾波:コピー・・・?

ハガネ:ああ・・・、あんた達は、この結界に囚われていたんだ。
     その間に、あんた達の力をコピーした影が、あたしらに
     襲いかかってきて・・・。

ハガネは、傍らにいるらんまとリンに視線を向ける。

綾波:そう・・・。

場に、微妙な空気が流れる。
しばしの沈黙の後、綾波がつぶやく。

綾波:ごめんなさい・・・。 あの子はともかく、私なんか助けてくれなくても
    良かったのに・・・。 たぶん、私の代わりなんて、いくらでも・・・。

ハガネ:・・・馬鹿な事、言うもんじゃないよ!!

綾波:!?

綾波の言葉をさえぎり、ハガネが叫ぶ。

ハガネ:・・・自分の代わりがいくらでもいる? ふざけるんじゃないよ!!
     いいかい、良く聞きな・・・。 命ってのはね、一人に一つしか
     ないんだ。 死んだら、それっきりなんだよ! ・・・少なくとも、
     今のあんたの代わりになれる存在なんて、誰もいないんだ。
     あんたは、あんたしか、いないんだよ!

綾波:・・・・・・・・・・・・・・・。

ハガネの言葉に、その場の全員が沈黙する。
元暗殺者の言葉には、命に対する重みがあった。

ハガネ:ま、まあ、さんざん命のやり取りをしてきたあたしが言うのも、
     変だけどね・・・。

場の空気を察したハガネが、自分を茶化す。

アリーナ:そうだよ~、死んだら生き返ったり出来ないんだから、
      命は大事にしないとね!!

アリーナが、神妙そうな顔でうなずく。
おまえがいうな。

ハガネ達の気遣いに綾波がつぶやく。

綾波:・・・ごめんなさい。 こういう時、どんな顔すればいいか、
    分からないの。

ハガネ:・・・助かった事を素直に喜べばいいと思うぞ。

笑顔を向けるハガネ。
不器用なリにも、笑顔を返す綾波。

ヴィオラ:・・・歓談中ですが、敵の気配です。

敵の気配を察知したヴィオラが、注意を促す。

ショーグン:・・・今までよりも、敵の出現率が高い。
       油断召さるな、各々方!!

刹那、ハガネ達に襲い掛かる鋼鉄の一撃。

シャキ~~~ン!!

懐のナイフで、間一髪その一撃を払うハガネ。
続けて弾丸の如き速さで突進してくる鋼鉄の塊を足元から生じた
水柱で防ぐ奈優。

???:へえ~、不意打ちをかわすなんて、やるじゃない。

そこに現れたのは、不敵な笑みを浮かべる影奈緒と影ワルキュリア
だった。

奈優:悪い人には、おしおきなんだからね!

影奈緒:へえ~、やってみなよ・・・。

火花散る殺気。

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奈優:前衛はまかせて!!

飛び出す奈優。
影ワルキュリアも呼応するかの様に突進してくる。

激突する拳と脚。
一歩も引かぬ攻防の中、背後から忍び寄る影奈緒。

ハガネ:させるか・・・!

ハガネの投げナイフが空を裂く。

影奈緒:うふふ、無駄無駄。

ワイヤーと鋼鉄の爪によって、巧みに攻撃をはじく影奈緒。
戦いは、一進一退のまま進んだ。

影奈緒:・・・この戦いも飽きちゃった。 そろそろ、死んでくれない?

影奈緒の目が怪しく光ると、ハガネ達の頭上から多数の鉄骨が
降り注ぐ。

奈優:きゃああああ!!

ハガネ:くっ・・・!

影奈緒:あっはははは! 死ね! 死ね!!

パートナーである影ワルキュリアまで巻きこみながら、影奈緒は
なおも攻撃を続ける。

ハガネ:貴様! 仲間まで巻き込んで・・・!

影奈緒:はあ? 仲間? そんなものいるわけないでしょ?
     利用出来るものは、何でも利用する。 それが戦いよ。

ハガネ:!! ・・・そうだったな、お前らは影。
     人の心など、持ち合わせていなかったな・・・。
     ならば、見せてやる。 共に戦う、仲間の力を!
     奈優!!

奈優:おねえちゃん!!

ハガネの合図と共に、飛び込む奈優。
上下段同時の攻撃に、防御が遅れる影奈緒と影ワルキュリア。

影奈緒:ち、ちいぃぃぃぃ!!

慌てて鉄骨を出現させようとする影奈緒。

ハガネ:遅い・・・!!

爆風で鉄骨を弾き飛ばすハガネ。
堪らず吹き飛ばされる影奈緒達に向かい、奈優は巨大な竜巻を放つ。

爆熱で熱湯となった蒸気が影奈緒達に襲いかかる。

影奈緒:ち、ちぃぃぃ!!

ハガネ:ここだ!!

奈優:うん!! くらえ~~~!!!

着地の隙を見逃さず、乱舞攻撃に入る奈優。
熱と水との温度差による攻撃は、影奈緒と影ワルキュリアの
堅固な装甲と武器をいともたやすく破壊する。

影奈緒:ば、ばかな・・・。

ハガネ:とどめだ・・・。

ひるんだ影奈緒目がけ、疾風の如く、空中から突撃するハガネ。
その全身を炎が包み込み、ハガネは炎の槍と化した。

ドゴォォォ~~~~ン!!!

苦難を共に乗り越えてきた仲間と共に、ハガネは影奈緒達に
勝利するのであった。

アリーナ:くうぅぅぅぅ!! 魅せるね~!!
      私も燃えてきたぁぁ~!!!

ヴィオラ:・・・アリーナ様、落ち着いて下さい。

はしゃぎまくるアリーナと冷静なヴィオラ。

そこに突如出現する二人の剣士。

???:邪魔者は・・・消す。

アリーナ:来たわね~! 行くわよ、ヴィオラ。

ヴィオラ:・・・了解、これより戦闘モードに移行します。

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アリーナ:くっ、このこのぉ~!!

無限の如く投げつけられる影サラの剣を拳で叩き落とすアリーナ。

ヴィオラ:・・・アリーナ様、気を付けて。

冷静にシールドで剣を防ぎつつ、忠告するヴィオラ。

アリーナ:よぉ~し、なら、こうだぁ~!!!

剣を弾き飛ばしながら、アリーナは疾風の如く突進する。

アリーナ:くらえ~!! 爆・烈・拳!!

アリーナの気合を入れた連撃が影サラと影ネイにヒットする。

影ネイ:・・・面白い。 受けてみるか、我が雷神の一撃を!!

影ネイの雷神剣が大気中の雷を集め、影ネイは紫雷の如く突進する。

アリーナ:きゃああああ!!!

ヴィオラ:電圧上昇・・・避雷針を展開。

ヴィオラは、耐雷装備をした妹達を召喚する。

アリーナ:よぉ~し、スピードなら負けないよ~!!

影ネイと影サラの飛び道具を神速の速さで避けるアリーナ。
その動きは、雷の速度をも凌駕していた。

ヴィオラ:・・・照準セット。 もらいました。

避け続けるアリーナの背後から、ヴィオラの狙い澄ました一撃が、
影ネイ達に襲い掛かる。

アリーナの処理にてこずった影ネイ達は、不意の一撃に吹き飛ばされた。

ヴィオラ:・・・アリーナ様に、パワーを集中させます。

アリーナ:これは・・・。 力がみなぎる!!

アリーナの身体を柔らかい光が包み込む。
ヴィオラの特殊能力、オート充填だった。

アリーナ:よおぉぉし、くらええぇぇ~!! 会心の・・・一撃ぃぃ~!!!

ヴィオラからパワー供給を受けたアリーナは、超必殺技を連続発動。
反撃の暇を与えず、影ネイ達を撃破するのだった。

to be continued・・・

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