つづら杯決勝戦~覚醒編その7~
こんにちは、管理人のつづらです。
熾烈を極める、アネルとオーガストの死闘!!
持てる力の全てをこの戦いへと注ぐ。
はたして、勝つのは、アネルか、オーガストか・・・?
死闘の先の結末とは・・・!?
【大会会場】
戦いは、熾烈を極めていた・・・。
今まで、圧倒的に戦いを制してきたアネルだったが、
オーガストの奥の手、結界生成【ルームデバイス】によって、
状況は、一変してしまった。
先手を取ったはずの攻撃が、全て、後手後手に
回ってしまい、そのことごとくがオーガストのカウンターの
餌食となってしまったのである。
アネル:くっ・・・!
オーガスト:・・・はぁ・・・はぁ・・・!
・・・さ、さっきまでの余裕は、どう・・・したんだい、
アネル・・・! こんな・・・もので、終わりかい・・・?
アネル:・・・・・・・・・まだだっ・・・!
アネルの動きが、加速する。
前後、左右、上下のゆさぶりが、フェイントを伴い、オーガストに
襲い掛かる。
常人のそれを上回る疾風の如き動きで、瞬時にオーガストの
背後を取る。
アネル:はあっ・・・!!
オーガストの頭に打ちおろされる必殺のかかと落とし!
・・・がっ。
オーガスト:・・・甘いよ!
ブ・・・ンンッ・・・!!
アネルの一撃が打ち下ろされる刹那、オーガストの結界生成が
発動する。
ズンッ・・・!!!
アネル:が・・・はっ・・・!
アネルの脇腹に、オーガストの回し蹴りがめり込む。
ザザ~~~~!!
激しい衝撃とともに、アネルが後方に吹き飛ぶ。
アネル:くっ・・・!
アバラがきしむ・・・。
オーガスト:はあ・・・はあ・・・! 言ったろう・・・、
この・・・結界生成【ルームデバイス】の前では、
全ての・・・攻撃は、無意味だって・・・!
肩で息をしながら、オーガストが嘯く。
ナコルル:アネルさん・・・!
ナコルルが悲鳴を上げる。
対処不能の事態を目の当たりにし、顔が青ざめる。
ゾディアック:・・・よもや、これほどとはな・・・。
時を止める・・・、厄介な技だ。
しかし、それ以上に、アネルのあの動きを察知し、
当たる寸前に対処するオーガストの勘よ・・・。
あの強固な攻防一体の技を崩すのは、
骨が折れるぞ・・・。 アネル、どうする・・・?
冷静に戦いを分析するゾディアック。
アネル:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
すっ・・・。
しばらく、片膝をついていたアネルが静かに立ち上がる。
長く息を吐き、呼吸を整える。
アネル:・・・やるな。 ここまでの底力を持っていたとは、
正直、見直したぞ・・・、オーガスト。
オーガスト:なにを・・・今更・・・!
言っただろう・・・、この瞬間に・・・全てを
かけると・・・!!
アネル:・・・ああ、だから、私も本気で行く・・・。
ここから先は、出し惜しみなしだ・・・。
オーガスト:な・・・に・・・?

アネル:はああ・・・・・!!!
アネルの右手に炎が宿る・・・!
それと同時に、全身に闘気が満ちていく。

アネル:はあ・・・・っ!!!
ズ・・・オ・・・ッ!!
気合とともに、アネルが右手を払うと、
体内の闘気が一気に膨れ上がり弾ぜた!!
オーガスト:なっ・・・、こ・・・この・・・膨大な気は・・・!?
先ほどまでとは、比べものにならない巨大な闘気の
直撃を受け、オーガストは驚愕する・・・。
オーガスト:くっ・・・、だ、だけど、負けられない・・・!
あたしは・・・あんたに・・・!
身構えるオーガスト。
アネル:・・・いくぞ。 バースト【覚醒】!!
アネルの体が、地を蹴り、突進する。
身構えるオーガストの横をすり抜け、瞬時に反対側へと
回り込む。
返す踵で、地を蹴り、アネルは、さらに加速する。
アネル:(まだだ・・・、もっと、もっと速く・・・!!)
一速・・・、二速・・・。
ギヤが切り替わるように、アネルの動きは、徐々に
神速の域へと達する。
キィイ・・・ンン・・・!!
耳を裂く、強烈な音圧・・・。
オーガスト:くっ・・・!! いくら、あんたが・・・、
速くったって・・・!! 時を止めれば・・・!
結界生・・・、が・・・はっ・・・!?
時間を止めようとしたオーガストであったが、
突然吐血し、膝を吐く・・・。
ナコルル:!?
ブゥ・・・ンン・・・!!
神速へと達したアネルの体は、残像を伴い、
その移動の衝撃で、軌跡には炎が発生した。
炎は、まるで五芒星を描くが如く、オーガストの周囲を
取り囲み、同時にアネルの体は、5つに分身する!!
5方向からの同時攻撃・・・!!
カッ・・・!!!!

神速の蹴り上げが直撃し、空中へと打ち上げられる
オーガスト。
シュッ・・・!
間髪入れず、アネルが後を追い、飛び上がる!

ズドドドドドッ・・・・・・!
一撃・・・、二撃・・・、三撃・・・・!
アネルの見えない連撃が、身動き出来ぬオーガストを襲う。
オーガスト:が・・・はっ・・・!
さらに、天高く吹き飛ばされるオーガスト。
ブウ・・・ンン・・・ッ!!
アネルの体に、不思議な紋様が浮かび上がる。

ナコルル:この力は・・・!? アネルさん・・・、だめっ・・・!!
アネル:・・・【ハイ・ラグナレク・エンブリオ】・・・っ!!
オーガストの周りを無数の魔方陣が取り囲み、
時空が歪む・・・!!
ギャギギギギギィ・・・・・・・・・!!!
ブオ・・・ン・・・ン・・・ッ!!!!!
獣の咆哮とも見て取れる、異様な音を発しながら、
魔方陣は回転し、空間を抉る・・・!
ギャ・・・キィ・・・ ィ・・・ンン・・・・・・・・・!!!
一瞬、空間が圧縮されたかと思いきや、一気に爆ぜる。
オーガスト:うあ・・・ああああっ~~~~!!
眩い閃光とともに、オーガストの体は弾け飛んだ・・・!
to be continued・・・
熾烈を極める、アネルとオーガストの死闘!!
持てる力の全てをこの戦いへと注ぐ。
はたして、勝つのは、アネルか、オーガストか・・・?
死闘の先の結末とは・・・!?
【大会会場】
戦いは、熾烈を極めていた・・・。
今まで、圧倒的に戦いを制してきたアネルだったが、
オーガストの奥の手、結界生成【ルームデバイス】によって、
状況は、一変してしまった。
先手を取ったはずの攻撃が、全て、後手後手に
回ってしまい、そのことごとくがオーガストのカウンターの
餌食となってしまったのである。
アネル:くっ・・・!
オーガスト:・・・はぁ・・・はぁ・・・!
・・・さ、さっきまでの余裕は、どう・・・したんだい、
アネル・・・! こんな・・・もので、終わりかい・・・?
アネル:・・・・・・・・・まだだっ・・・!
アネルの動きが、加速する。
前後、左右、上下のゆさぶりが、フェイントを伴い、オーガストに
襲い掛かる。
常人のそれを上回る疾風の如き動きで、瞬時にオーガストの
背後を取る。
アネル:はあっ・・・!!
オーガストの頭に打ちおろされる必殺のかかと落とし!
・・・がっ。
オーガスト:・・・甘いよ!
ブ・・・ンンッ・・・!!
アネルの一撃が打ち下ろされる刹那、オーガストの結界生成が
発動する。
ズンッ・・・!!!
アネル:が・・・はっ・・・!
アネルの脇腹に、オーガストの回し蹴りがめり込む。
ザザ~~~~!!
激しい衝撃とともに、アネルが後方に吹き飛ぶ。
アネル:くっ・・・!
アバラがきしむ・・・。
オーガスト:はあ・・・はあ・・・! 言ったろう・・・、
この・・・結界生成【ルームデバイス】の前では、
全ての・・・攻撃は、無意味だって・・・!
肩で息をしながら、オーガストが嘯く。
ナコルル:アネルさん・・・!
ナコルルが悲鳴を上げる。
対処不能の事態を目の当たりにし、顔が青ざめる。
ゾディアック:・・・よもや、これほどとはな・・・。
時を止める・・・、厄介な技だ。
しかし、それ以上に、アネルのあの動きを察知し、
当たる寸前に対処するオーガストの勘よ・・・。
あの強固な攻防一体の技を崩すのは、
骨が折れるぞ・・・。 アネル、どうする・・・?
冷静に戦いを分析するゾディアック。
アネル:・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
すっ・・・。
しばらく、片膝をついていたアネルが静かに立ち上がる。
長く息を吐き、呼吸を整える。
アネル:・・・やるな。 ここまでの底力を持っていたとは、
正直、見直したぞ・・・、オーガスト。
オーガスト:なにを・・・今更・・・!
言っただろう・・・、この瞬間に・・・全てを
かけると・・・!!
アネル:・・・ああ、だから、私も本気で行く・・・。
ここから先は、出し惜しみなしだ・・・。
オーガスト:な・・・に・・・?

アネル:はああ・・・・・!!!
アネルの右手に炎が宿る・・・!
それと同時に、全身に闘気が満ちていく。

アネル:はあ・・・・っ!!!
ズ・・・オ・・・ッ!!
気合とともに、アネルが右手を払うと、
体内の闘気が一気に膨れ上がり弾ぜた!!
オーガスト:なっ・・・、こ・・・この・・・膨大な気は・・・!?
先ほどまでとは、比べものにならない巨大な闘気の
直撃を受け、オーガストは驚愕する・・・。
オーガスト:くっ・・・、だ、だけど、負けられない・・・!
あたしは・・・あんたに・・・!
身構えるオーガスト。
アネル:・・・いくぞ。 バースト【覚醒】!!
アネルの体が、地を蹴り、突進する。
身構えるオーガストの横をすり抜け、瞬時に反対側へと
回り込む。
返す踵で、地を蹴り、アネルは、さらに加速する。
アネル:(まだだ・・・、もっと、もっと速く・・・!!)
一速・・・、二速・・・。
ギヤが切り替わるように、アネルの動きは、徐々に
神速の域へと達する。
キィイ・・・ンン・・・!!
耳を裂く、強烈な音圧・・・。
オーガスト:くっ・・・!! いくら、あんたが・・・、
速くったって・・・!! 時を止めれば・・・!
結界生・・・、が・・・はっ・・・!?
時間を止めようとしたオーガストであったが、
突然吐血し、膝を吐く・・・。
ナコルル:!?
ブゥ・・・ンン・・・!!
神速へと達したアネルの体は、残像を伴い、
その移動の衝撃で、軌跡には炎が発生した。
炎は、まるで五芒星を描くが如く、オーガストの周囲を
取り囲み、同時にアネルの体は、5つに分身する!!
5方向からの同時攻撃・・・!!
カッ・・・!!!!

神速の蹴り上げが直撃し、空中へと打ち上げられる
オーガスト。
シュッ・・・!
間髪入れず、アネルが後を追い、飛び上がる!

ズドドドドドッ・・・・・・!
一撃・・・、二撃・・・、三撃・・・・!
アネルの見えない連撃が、身動き出来ぬオーガストを襲う。
オーガスト:が・・・はっ・・・!
さらに、天高く吹き飛ばされるオーガスト。
ブウ・・・ンン・・・ッ!!
アネルの体に、不思議な紋様が浮かび上がる。

ナコルル:この力は・・・!? アネルさん・・・、だめっ・・・!!
アネル:・・・【ハイ・ラグナレク・エンブリオ】・・・っ!!
オーガストの周りを無数の魔方陣が取り囲み、
時空が歪む・・・!!
ギャギギギギギィ・・・・・・・・・!!!
ブオ・・・ン・・・ン・・・ッ!!!!!
獣の咆哮とも見て取れる、異様な音を発しながら、
魔方陣は回転し、空間を抉る・・・!
ギャ・・・キィ・・・ ィ・・・ンン・・・・・・・・・!!!
一瞬、空間が圧縮されたかと思いきや、一気に爆ぜる。
オーガスト:うあ・・・ああああっ~~~~!!
眩い閃光とともに、オーガストの体は弾け飛んだ・・・!
to be continued・・・
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